熊谷市議会 > 1983-09-14 >
09月14日-議案質疑-02号

  • "決算説明書"(/)
ツイート シェア
  1. 熊谷市議会 1983-09-14
    09月14日-議案質疑-02号


    取得元: 熊谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-28
    昭和58年  9月 定例会(第6回)〇 議 事 日 程         (9月14日〔水〕午前10時開議)第 1 (議案第 75号) 昭和57年度一般会計決算    (議案第 76号) 昭和57年度国民健康保険特別会計決算    (議案第 77号) 昭和57年度市営競輪特別会計決算    (議案第 78号) 昭和57年度下水道特別会計決算    (議案第 79号) 昭和57年度交通災害共済特別会計決算    (議案第 80号) 昭和57年度公共用地先行取得特別会計決算    (議案第 81号) 昭和57年度別府土地区画整理事業特別会計決              算    (議案第 82号) 昭和57年度駐車場事業特別会計決算    (議案第 83号) 昭和57年度住宅資金貸付事業特別会計決算    (議案第 84号) 昭和57年度箱田土地区画整理事業特別会計決              算    (議案第 85号) 昭和57年度久下東部土地区画整理事業特別会              計決算    (議案第 86号) 昭和57年度熊谷駅東部土地区画整理事業特別              会計決算    (議案第 87号) 昭和57年度玉井稲荷木上土地区画整理事業特              別会計決算    (議案第 88号) 昭和57年度籠原中央第2土地区画整理事業特              別会計決算    (議案第 89号) 昭和57年度老人保健事業特別会計決算    (議案第 90号) 昭和57年度水道事業決算第 2 (議案第 91号) 昭和58年度一般会計補正予算(第3号)    (議案第 92号) 昭和58年度国民健康保険特別会計補正予算              (第1号)    (議案第 93号) 昭和58年度下水道特別会計補正予算(第1号)    (議案第 94号) 昭和58年度老人保健特別会計補正予算(第1              号)    (議案第 95号) 昭和58年度水道事業会計補正予算(第1号)第 3 (議案第 96号) 熊谷市営住宅条例の一部を改正する条例    (議案第 97号) 財産の取得について(準用河川新奈良川(仮称)              改修用地(調節池用地))    (議案第 98号) 工事請負契約の締結について(元荒川第1処理              分区籠原幹線埋設工事(第5工区))    (議案第 99号) 工事請負契約の締結について(熊谷第1処理分              区大麻生幹線埋設工事(第9工区))    (議案第100号) 和解について    (議案第101号) 損害賠償の額の決定について    (議案第102号) 市道路線の認定について    (議案第103号) 市道路線の廃止について    (議案第104号) 熊谷市一般職職員の給与に関する条例の一部を              改正する条例                (日程第1ないし第3質疑~委員会付託)〇本日の会議に付した事件 議事日程のとおり〇出席議員(35名)    1番  岩 瀬 ふみ子 君    2番  原 田 雅 夫 君    3番  河 西 昌 美 君    4番  水 山 正 夫 君    5番  島 野   直 君    6番  久 保 勝 之 君    7番  恩 曽 新 平 君    8番  江 森 茂 美 君    9番  富 岡   清 君   10番  湯 本   勇 君   11番  小久保 貞 利 君   12番  大 井 勇 一 君   13番  清 水 信 夫 君   14番  野 口 康 男 君   15番  河 田   勇 君   16番  栗 原 真三郎 君   17番  田 口 茂 治 君   18番  中 島 常 夫 君   19番  小 林 熊 二 君   20番  田 中 剛 毅 君   21番  原 田   徹 君   22番  富 田 嘉十郎 君   23番  神 沼 広 司 君   24番  坂 田 友 一 君   26番  山 田 胤 雄 君   27番  松 本 重 行 君   28番  宮 城 喜代次 君   29番  清 水 忠一郎 君   30番  峰 岸 寿 郎 君   31番  吉 田 政 雄 君   32番  高 橋 広 良 君   33番  鈴 木 保 政 君   34番  吉 野長左衛門 君   35番  大 島 徳四朗 君   36番  鳥 場 重 徳 君〇欠席議員(1名)   25番  三 浦 和 三 君〇説明のための出席者     市     長  増 田 敏 男 君     助     役  湯 澤   進 君     収  入  役  柿 沼 吉 男 君     参事兼秘書課長  柳 沢   博 君     企 画 部 長  志 村 恒次郎 君     総 務 部 長  上 野 正 男 君     福 祉 部 長  太 田 精 一 君     衛 生 部 長  中 山 誠 作 君     経 済 部 長  新 井   勝 君     建 設 部 長  新 井   寛 君     開 発 部 長  曽 根 真 二 君     水 道 部 長  並 木 千之助 君     会 計 課 長  雲 田 勇 作 君     教育委員会              関 根 幸 夫 君     教  育  長     教 育 次 長  並 木 良 輔 君     監 査 委 員              石 坂 初五郎 君     事 務 局 長     選挙管理委員会              金 子   茂 君     事 務 局 長     農業委員会              内 村 武 雄 君     事 務 局 長     市 民 課 長  清 水 安 治 君     保険年金課長   馬 場 徳 宝 君     婦人青少年課長  小 田 光 志 君     公害安全課長   芝 崎 光 利 君〇事務局職員出席者     事 務 局 長  西 木 東 一     次     長  遠 井 清 司     主幹兼議事係長  丸 山 日出雄     主     査  金 井 美喜雄     主     事  神 沼 一 郎     主     事  坂 田 新 次     主     事  舟 橋 秀 和          午前10時08分  開 議 ○大島徳四郎議長 出席議員が定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は28名であります。遅参議員は32番、高橋広良君、25番、三浦和三君、以上の諸君から届け出がありましたのでご報告いたします。 開会前お手元に配付いたさせました書類は、1、本日の議事日程、1、議案第104号(追加)、1、委員会招集通知、1、委員会付託区分表(その1)、(その2)、以上5件でありますのでご了承願います。 ○大島徳四郎議長 直ちに日程に入ります。 △上程議案に対する質疑 ○大島徳四郎議長 日程第1、議案第75号 昭和57年度一般会計決算ないし議案第90号 昭和57年度水道事業決算、以上16件、日程第2、議案第91号 昭和58年度一般会計補正予算(第3号)ないし議案第95号 昭和58年度水道事業会計補正予算(第1号)、以上5件、次、日程第3、議案第96号 熊谷市営住宅条例の一部を改正する条例ないし議案第104号 熊谷市一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、以上9件、合計30件を一括議題といたします。 以上30件に対する質疑に入ります。 ◆岩瀬ふみ子議員 今回から決算の方法が変わってまいりましたので、したがいまして関連する委員会以外の決算について若干お尋ねをしていきたいと思います。 まず最初に、№8の歳入歳出決算審査意見書、これでございますけれども、これの4ページですが、2の一般会計の中にございますように、単年度で7,714万3,831円の赤字が出たということになっております。その赤字の理由というのが、原因は特別会計新設等による赤字というように記載されているのです。 ところが、私が見る範囲では、別表にもあるのですけれども、新設された特別会計というのは老人保健事業であって、他の下水道とか区画整理事業というのは新設ではないと思うのです。この新設等によるという「等」という言葉が入っておりますから、拡張解釈できないわけでもないのですが、新設ということになると、あくまでも老人保健事業ではないかと。ですから、この意見書の表現方法について、単年度で7,714万何がしの赤字が出たということは、それだけではないのだというような表現にしないとまずいのではないかという気がいたしますが、この点についてまずお尋ねをしたいと思います。 それから次に、前年度の実質剰余金8億1,952万1,315円であったが、剰余金が出た理由をお尋ねしたいと思うのです。これをやはり読んでみますと、歳入減で市債と地方交付税の減があったと。市債の減は文化センター、それから文化会館建設給食センターの建設が終わったので市債がなくなったというような表現になっておるのですけれども、この点について前年度に比べて0.12%の歳入減と市債と地方交付税の減でこうなったというようなことでありますが、もう少しこの剰余金が出た理由について詳細なご回答をいただきたいと思います。 それから、同じ№8ですが、22ページになりますけれども、22ページの6款農林水産費の中で、農業構造改善事業費328万5,397円の不用額が出ましたが、この不用額についてお聞かせをいただきたい。 それから、同じく7款商工費の中で商工業振興費貸付金の1億3,297万円の不用額は、貸付金制度を利用しなかったということだというふうに解釈はできるのですけども、もしこれが不用額にこれだけの金額がなってたというのは、貸付制度そのものに問題があるのではないかという気がいたすわけでございますが、これらについてお答えをいただきたいと思います。一般会計の方ではその他ございますが、関連する委員会でございますので質問は避けます。 次に、№9の水道事業会計決算審査意見書、これについてお尋ねをしたいと思います。9ページの5の剰余金処分計算書案についてということで、この剰余金が1億8,862万5,435円を法定積立金減債積立金に2,000万円、それから建設改良積立金に2,000万円と、残りの1億4,862万5,435円を繰越利益剰余金にするということですけれども、私は水道事業というのは、もうからなくてもいいのだと思うのです。先般、水道料の値上げがあったわけでございますが、その結果このような繰越剰余金が出たということでございますので、この剰余金の扱いなのですけれども、いま60年に県水が導入されるとか、あるいは全市に給水区域の対象の第4期拡張事業ですか、今回も補正予算が組まれているわけですけれども、そういうことで昭和60年に向けての拡張事業等をやってるわけですが、少なくともこの剰余金を見る限りにおいて、もうからなくてもいいのにもうかったということは、どこか水道料金等にも問題があったのではないかという気がするわけです。 そこで、水道料金の値上げの問題は、いまここで審議する問題ではございませんけれども、今後少なくとも県水導入まではもう値上げをしないという、県水が導入されて値上げをしていいということにもならないわけですけれども、とにかく当分の間、剰余金を出すような水道決算をしているならば、値上げをする必要はないというふうに感じるわけですが、この点について何か先般の値上げは、ためにしたというような気さえするわけです。これらについてお尋ねをしたいと思います。 それから、ただいまの11ページですけれども、所在不明による不納欠損処分69件、57万90円をしたわけですけれども、その過年度と現年度の分で過年度が370万2,620円、現年度が8,479万5,625円ですか、あるわけです。合計8,849万何がしの金額があるわけです。この未納金というか、未済額、これについてどのように集金をする考えがあるのか、またしてもある時期が来たら不納欠損という形にするのか、それともどのように集金をする考えがあるのか、先ほどの剰余金との絡みで何か、これは最悪の場合は剰余金とのツーペイにするのではないかなという気がするわけですけれども、この点についてお聞かせをいただきたいと思います。 以上です。 ◎石坂初五郎監査委員事務局長 まず第1点の質問でございますけれども、赤字になったその理由でございますけれども、4特別会計等ということで、そのほかにも、たとえて申し上げますと、下水道事業にいたしまして繰出金、こういうふうなことでございますが、それだけではございませんので、ご了解ちょうだいいたしたいと思います。 それから、第2点目の質問でございますが、前年度の実質剰余金、この発生した理由ということでございますけれども、これは総体的に発生したというふうに理解をしていますので、ご了承賜りたいと思います。 あと4点につきましては、各所管の方でお願い申し上げたいと存じますので、ご理解賜りたいと思います。 以上でございます。 ◎新井勝経済部長 22ページの農業構造改善事業費の不用額の主なものでございますが、これはまず農村基盤総合整備パイロット事業の中で、電電公社の埋設ケーブル等の工事があったわけですが、これは執行の段階にまいりまして電電公社の減免事業費として認められまして不用になったわけでございます。この額が総合パイロット事業の方が290万8,395円になります。それから、県営ほ場整備事業、これは三尻西部の関係でございますが、やはり同じ理由でございまして、この金額が31万9,878円でございます。このほか不用額がありますが、この二つを合計いたしますと322万8,273円というふうになるわけです。 それから、もう一つ、23ページの預託金の問題でございますが、これは議員さんもご指摘になりましたが、やはりPR不足も一つございます。 それから、もう一つは不況の関係で、不況であったために大型の貸し付け、工場の移転とか、あるいは大型商業施設入店、あるいは公害防止などの資金がなかったということでございます。制度そのものも検討をしなくてはならないとは思いますけれども、PRももちろん今後積極的にPRをしてまいりたいというふうに思っております。私どもは、この不況のときにこそ、この預託金制度が活用されればいいと思っておるのですが、逆にこういう結果が出てしまったわけでございますので、ご了承いただきたいと思います。 ◎並木千之助水道部長 初めに、昭和57年度の剰余金の関係でございますが、ご質問にありましたように、昭和57年度末の未処分利益剰余金は1億8,862万5,435円あったわけでございます。これにつきましては、昭和57年度の決算書の損益計算書にございますとおり、営業収益といたしまして給水収益、加入者分担金、負担金、その他営業収益、この四つを合計いたしますと12億4,740万2,097円の収益があったわけであります。 これに対しまして営業費用でございますが、原水及び浄水費、配水及び給水費、業務費、総係費、減価償却費、固定資産の減耗費、その他営業費用、この七つを合計いたしますと8億978万7,077円の営業費用、すなわち支出があったわけであります。そういたしますと、前者の営業収益から後者の営業費用をマイナスいたしますと、4億3,761万5,020円の営業利益があったということに相なります。 それから、営業外の収益でありますが、これは受取利息及び配当金、他会計補助金、雑収益、この3つを合計いたしますと1,982万8,638円に相なります。これに対応いたしまして営業外の費用でありますが、支払利息及び企業債取扱費、それから雑支出、この両者を合計いたしますと3億6,985万7,511円になります。したがいまして、先ほど申し上げました前者の営業外収益1,982万8,658円に対しまして、営業外費用が3億6,985万7,511円でありますから、差し引きしますと営業外費用の方が3億5,002万8,873円の赤字に相なるわけであります。 それから、前に申し上げましたとおり、営業収益、営業費用、それから営業外収益営業外費用、これらの4つを総合的に計算をいたしますと、経常利益といたしまして8,758万6,147円、これがいわゆる昭和57年度の純利益に相なったわけであります。 それに、前年度の繰越利益剰余金が1億103万9,288円ございましたので、申し上げました当年度の純利益をプラスいたしますと、昭和57年度末の未処分利益剰余金が、意見書にあります1億8,862万5,435円というふうに相なるわけでございますが、そのうちに法定積立金といたしまして、企業債の減債積立金2,000万円、それから建設改良積立金2,000万円をマイナスいたしまして、1億4,862万5,435円を繰越剰余金として翌年度に繰り越したということであります。 それから、次に11ページの関係でございますが、これは収入の未済の関係でありますが、過年度分が370万2,620円、それから現年度分が8,479万5,625円、合わせまして8,849万8,245円と相なるわけでございますけれども、これはご承知のとおり水道料金は、2ヵ月に1回のメーター検針によりまして料金を算定をして、使用者より料金の納入をしていただいておりますが、検針は奇数月と偶数月に分かれておりまして、奇数月で3月検針の場合は、前月の2月と3月分の使用料になるわけです。その使用料イコール水道料金になるわけですが、その使用料、水道料金を調定の上納入していただく時期は、必然的に4月に入ってくるわけです。他方も、水道事業会計地方公営企業法の適用をうけまして、その出納閉鎖期一般会計と相違いたしまして、3月31日とされております。したがいまして、ただいま申し上げました2月、3月の月の水道料金は、どうしても4月以降に入ってまいりますから、前年度の未収金となってくるというふうに相なるわけです。 したがいまして、ここに11ページに登載されております収入未済額、この金額につきましては、申し上げましたように、そういう水道料金の隔月検針による未収金であるということであります。したがいまして、新年度になりますと、当然未収金が入ってくるというふうな形に相なるわけでございます。そういうことでありますので、ご了承をいただきたいと思います。 ◆岩瀬ふみ子議員 お答えいただきましたが、先ほどの№8の一般会計の方ですが、決算審査意見書の中で監査委員事務局長が答えられました、特別会計新設等によるの「等」が入っているからだということをおっしゃったので、私もその「等」が入ってるからだというふうには理解するのですけれども、先ほど何かそれだけではないということをおっしゃったのですよね。だからそれだけではないということは一体どういうことなのか。もう少し確認したいと思いますのは、新設の特別会計というのは、この年度では老人保健事業だけだったと思うのです。下水道とか、あるいは区画整理事業とか、その他何か表にございますこれらのものが入っていたのだというふうに思うのですけれども、新設等という言葉を入れてあるために老人保健法ではないかというふうにとられるので、この辺の表現の問題なのです、内容ではなくて。表現の問題でこれでいいのかどうかという気がしますので、もう一回、先ほどそれだけではないとおっしゃった、そのそれだけではないというのは何なのか、お聞かせいただきたいと思うのです。 それから、2点目の前年度の実質剰余金8億1,952万1,315円ですか、これについて剰余金が出た理由はというのは、総体的に出たのだということなのですが、総体的に出たと言えばそれまでなのですけれども、もう少し親切にご答弁をしていただきたいと思うのです。 それから、22ページの農林水産費、これは経済部長のご答弁で、電電公社のケーブル埋設による減免事業費になったので、そのあれが不用額になったのだということでございますので、これはわかりました。 それから、商工業振興貸付金なのですけれども、不況のときにこそやらなければならないということを部長もおっしゃっているのです。だが、PR不足だったと。これは今回の決算に改めて出てきたのではないと思うのです。毎回この貸付金制度というものが、いろいろ取りざたされ、もう少し利用者に利便を考えてほしいと。せっかくこういう商工業振興のあれがあるにもかかわらず、利用しておらないではないか、制度そのものを根本的に見直す必要があるのではないかということさえ言われているわけです。これを毎回毎回、PR不足だった、今後において検討するということだけでなくて、やはりこのことは制度上の欠陥として認めて、早急に制度を改めるような、決算に出てきたものをやはり改めるにやぶさかでないという態度があってほしいと思うのですが、この点についてもう一回お尋ねをしたいと思います。 それから、水道事業の関係ですけれども、№9によるあれですが、いま水道部長、剰余金の出た理由を給水収益だとか、営業費用だとか、いろいろそういうものを足したり引いたりしてその結果こうになるというご説明なのですが、いずれにしても残1億4,862万5,435円というのは、紛れもない繰越利益金というか、剰余金というふうになったわけですよね、どう計算してみても。ですから私の言うのは、そういうふうに剰余金が出たというのを喜んでいいのか、あるいは取り過ぎたのか、あるいはその運営上、上手なあれでできたのか。それはいろいろなものが積み重なってそうなったと思うのですけれども、できるならばやはりここ当分の間は水道料金にはね返りをさせないということをやってもらいたいというふうに考えるわけです、剰余金が出た以上は。先ほども言ったように、水道事業というのはもうける必要ないと思うので、その辺のところを、これはもし水道部長があれなら、私、市長にお答えを伺いたいと思うのです。 それから、不納欠損の扱いはどこも大体締めてから後に入ってくるのを、これは民間においても未納金というような、未済金という扱いをしているということは、これは常識だと思うのです。そこで、それを検針あるいは集金、そういったことによって、2月、3月ごろのが4月、新年度に入ってくるというのはわかりました。わかるのですが、ここで8,849万円というふうに多額な金額、これは多分に大口利用者のももちろんその中には入っていると思うのです。これをもし今日、もう9月になっているわけですが、大体どんなぐあいに入ってきているのか、いまこんなに赤字だということはもうないのだろうと思うのですけれども、でも必ずは欠損処分をしなければならないように残ってくるわけです。でも、民間の方が引っ越して住居不明になったとか所在不明だとかというのは数が重なれば多くなる、金額ふえると思いますけれども、でも民間のあれはそんなにないと思うのです。この金額というのは、私、大企業なんかが水を使っていてそれの集金がこの時点で入っておらないということだと思うのです。そこで、大口のがどのくらいあるのか、その大口が今日までに、きょうまでということはこれは無理だと思いますが、新年度に4、5月ぐらいの間にどの程度のものが返納されているのか、その辺をお尋ねをしたいと思います。 以上です。 ◎石坂初五郎監査委員事務局長 岩瀬議員さんの再質問にお答え申し上げます。 まず第1点目でございますが、4特別会計特別会計の新設等、「等」の意味でございますけれども、特別会計が条例上から見ますと、昭和57年度に熊谷駅東部、玉井稲荷木上、籠原中央第二、老人保健、四つ条例上は増加したわけでございます。その中には準備的な段階で、昭和56年度に一般会計の方から処理された面もございますので、それが全部とは申しませんけれども、一番代表的な点がその特別会計の新設ということで、そのほかに先ほど申し上げましたように、すでに設置されております下水道特別会計等に増が見られると、こういうふうな趣旨で「等」の表現がしてありますので、ご了解をいただきたいと存じます。 それから、第2点目でございますが、先ほど総体的ということでご答弁申し上げて抽象的ではないかと、その点につきましてはお許しをいただきたいと思いますけれども、これは全般的な問題だと思うのでございますが、歳入におきましても、各歳入項目にわたりまして予算以上の歳入がございますし、それから歳出におきましても、執行率の点等もございますけれども、差がありますけれども、これらの節減された部分、これらが合計されましてこういう金額になるという意味でございます。ご了解賜りたいと存じます。 ◎新井勝経済部長 預託金の問題でございますけれども、私も気にしておりまして、過去の経過を調べてございます。近々、今月の末でございますけれども、すでに金融機関に集まっていただきまして、なぜ伸びないのか、それらを検討したいというふうに考えておるわけでございます。制度だけではございませんし、PRの問題もありましょうし、いろいろな問題があろうかと思いますが、金融機関のご意見等もいただきながら、この制度が円滑にできるように努力してまいりたいというふうに思います。 ◎増田敏男市長 水道料金の関係で、剰余金が大変出ているから当分の間値上げをしなくもいいのではないか、市長の考え方はどうだというお尋ねでございましたが、おっしゃるとおり水道会計でうんと黒字を出してという発想は持っておりません。ご発言の趣旨はよくわかりました。ただ、本市の水道は建設途上にあること、そして来年夏県水の導入が図られること、そして県との県水導入に対する料金交渉がこの後に控えておること、今年度中だと思いますけれども、この後に控えておること等々が想定されます。したがって、私としては水道料金の抑止、値上げをしないという基本的な考え方で、できるだけ住民の負担が軽くなるような考え方で取り組んでいくという基本の姿勢には変わりございません。ご発言の趣旨がよく理解できますので、そういった過渡期にある事情等もご勘案をいただきながら、今後とも水道事業にご協力をいただきたい、このように考えます。 したがって、天変、地変等特別な事情が生じない限り、ただいま申し上げましたいろいろな要件がどういうふうになっていくかを見きわめまして、その上で議会にお諮りをして、後の問題は考えてまいりたい。県水導入等もちろん踏まえております。このような考え方で、いま値を上げることは現在考えておりません。 以上です。 ◎並木千之助水道部長 欠損処分された金額とそれから収入未済の水道料金の関係でございますが、不納欠損処分の関係につきましては、ありますとおり57万90円でございまして、件数は69件となっております。納入未済の関係でございますけれども、これは申し上げましたとおり、2月、3月分の3月検針の、いわゆる奇数月の検針によりまして、こういう未収入金が出るわけでありますが、大体大口等も含めまして4月に算定、調定をいたしまして、すぐに水道料金の令書を発行いたしまして、大体その月に納入していただいておるというふうな状態でございまして、一切の年間を通してのいわゆる収納率でございますが、これは99%近くいっているものでございましてご了解をいただきたいと思います。 ◆岩瀬ふみ子議員 いろいろお答えいただきました。1番の新設等による云々というの、ちょっとわかりにくいのですが、この付表の別表1にある、このすべてが特別会計だという、これだというふうに理解をして、表現方法については多少問題があるようですけれども理解いたします。 それから、2点目の問題についても、総体的に発生したという問題についても、表のあれではちょっとはっきりわからない点がありますけれども、またこれは後ほど尋ねさせていただきます。 それから、商工業振興貸付金ですけれども、これについても9月末に金融機関が集まって検討するということですので、遅きに失している感はありますけれどもぜひ貸付制度について十二分に検討してもらいたいというふうに思います。 それから、先ほど市長から水道料金の問題についてお答えいただいたわけですが、確かに県水導入等の過渡的時期にあって大変容易でないという事情はわかりますけれども、私が申し上げている、要するに水道会計が何も黒字にならなくてもいいのだというその精神をおわかりいただけたようでございますので、ぜひ市民に、住民に負担を極力かけないような、この決算の結果からそれをぜひお考えおきいただくよう、市長のご答弁もそのようだったと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 最後にもう一回お尋ねをしたいのは、水道部長の、水道料金の収納率が大体、99%あって悪くはないのだと、たまたまこれは3月31日に締めて、入ってこない分があったからだということなのですが、年間を通せばならされるので心配ないのだと言うのですけれども、一応決算書がつくられた時期というのがそういう事情があるわけです。したがって、端的にこの書類を見ていった場合に、8,849万何がしの金額があるというのが、この不納欠損を除いてそういうものがあるというふうに見るわけでず。だから、これには意見書でそういうことでやむを得ないのだけれども、何ていうのか、もう少しその辺を親切に、その後の推移のようなものも付記してもらえればよろしいのではないかと思いますが、それは検討していただくとしまして……。先ほど私が聞いている、年間にすれば入ってしまうというのですけれども、今日までの間に大口の水道の3月31日に入らなかったところ、そういうようなところが今日までには、今日というのはもう9月期ですよね、ぐらいには入っているのかどうなのか、その辺をもう少しお聞かせいただきたいと思います。 ○大島徳四郎議長 暫時休憩いたします。          午前10時49分  休 憩          午前11時09分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △質疑続行 ◎並木千之助水道部長 未収金についてのご質問にお答え申し上げます。 過年度の未収金でございますが、370万2,620円ございまして、現年度が8,479万5,625円、合わせまして8,849万8,245円あるわけでありますが、このうち過年度の分につきましては、件数が669件ございまして、いずれも小口のものでございます。それから現年度の関係につきましては、これは大口の関係のご質問でございますが、水道料金の多額な順位で50位までについて申し上げますと、口径が20ミリから125ミリまでの利用者でございまして、一番多い水道料金は、これは工場でございますけれども、口径が100ミリで382万2,330円になっております。それから、50位までの最低につきましては、金額が7万8,240円というふうに相なっておりまして、申し上げましたとおり調定件数は1万5,921件になっており、4月中にこれらの料金については全部納入されております。 ◆岩瀬ふみ子議員 小口と大口についてご説明があったのですが、過年度分の669件は小口だと。この小口については、そうしますといまだに納入にはなっていないのかどうか、ぽつぽつ入っているのかと思いますが、この点をもう一回お尋ねをします。 それから、大口の方について、口径100ミリの大変大きなところが382万ですか、これは入ったということでございますが、入った状況を私は聞かせてほしいと。1万5,921件4月中に入ったということで、大まかなことはわかるのですけれども、もう少し具体的には説明はできないのですか。多分そういった資料はできているのではないかというふうに思うのです。したがって、現年度分が幾ら3月31日に締めたとはいっても余りにも大きいのですよ、金額が。その後、4月中に1万5,921件については納入されたということですけれども、その納入されたのが、この金額の8,849万円に対してどの程度の、何%ぐらいのものが入ったのか、件数で1万5,921件といっても、金額的にはどのくらいのものかということがちょっと不明です。したがって、もう少しこの辺をお聞かせいただきたいと思います。 もし、いまあれでしたら資料を出していただければ、いま出なければ委員会までにでも結構ですから、提示をしていただきたいと思うのです。 しかも、冒頭に私が申し上げたように、今度決算のやり方が変わってくるということで、私の関係する委員会では水道の問題が審議されない。したがって、いろいろ伺っているわけなのです。ですから、この辺についてもう少し、資料の提出と、それから金額でどのくらい、金額というか8,849万円に対してどのくらいの割りで今日も金額的に入っておるのか。
    ◎並木千之助水道部長 8,849万8,249円の過年度と現年度の内訳につきましては申し上げたとおりでございまして、そのうちで水道料金の多額な上位50位まで、具体的な個々の上位と50位までの水道料金の金額の数値は申し上げたわけでございますが、水道料金の収納の関係ですが、これは金融機関によります口座振替と、それから市で委託されております集金の委託と、 それから直送ということで、直接令書を使用者に送付をいたしまして、銀行等の窓口へ払い込んでいただく、そういうふうな三つのシステムになっておりますが、申し上げましたとおりこの現年度分の8,479万5,625円につきましては、4月中にほぼ入っておるということでございます。先ほど私の方で、その収納の率でございますが、99%というふうに申し上げましたが、大体ほぼ100%近く入っているということでございます。 それから、過年度分の未収金につきましては、これは大体おしなべて所在が不明だという内容のものが多いわけでございます。市の水道部といたしましては、これらの関係につきましては住民登録、主として転籍の、転出の先でございますけれども、そういうところへ照会をし、極力転出者いわゆる未納者につきましても文書等で連絡を取り、水道料金の納入には努めておるところでございますけれども、これは料金の関係につきましても税と同じの、民法上のいわゆる時効の期間がございまして、5年経過分等の関係でどうしても転出あるいはそのほかの理由によりまして、水道料金が入ってこないというものにつきましては、欠損処分をしているというふうな状況でございます。 ◆岩瀬ふみ子議員 何度も済みません。これでやめますけれども、何かいよいよわからなくなってきてしまったのですが、収納率さっき99%、大体100%入っているというようなご答弁なのです。そうなってきますと、100%入っていれば不納欠損なんてことする必要ないと思うのです、私は、全部入ってしまうのならば。それは年度変わりに変わってはくるわけですけれども、何かその辺100%入っているのだったらこういうことにはならない、そこがちょっと不明快なので、これ以上私水道部長から伺ってもちょっとわかりにくいので、できますれば今度の決算に出された8,849万8,245円、特に過年度と現年度合計でこの金額ですけれども、この中にこれは先ほど来言っている3月31日に締めたからこうなるのだよと、その後に入ってきているのだよと。だけれども入ってきている金額については、さっき小口とそれから大口に分けて、たとえば大口のところでどうのと言って1万5,921件が4月中に入ったと言うけれども、その辺をA、B、Cでいいです、工場名はこれは発表できないと思いますから、A、B、Cなり何なりの口径ごとの、いつ3月30日、つまり4月1日以降今日まで入ってきた数値、100%近いと言うけれども、その状況を参考にさせてもらいたいと思うので、資料の提出をお願いしたいと思います。 以上で終わります。資料の提出についてお約束していただけるかどうか。 ○大島徳四郎議長 暫時休憩いたします。          午前11時19分  休 憩          午前11時23分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △質疑続行 ◆原田雅夫議員 №9の昭和57年度熊谷市水道事業会計決算審査意見書の見方についてちょっと聞きたいのですが、8ページのこの表の中身について、私も前水道のそれぞれ率の関係で、水道料金値上げのときに質問等をした経過がありますけれども、上から5段目の職員1人当たりの営業収益、昭和57年度402.39と、昭和56年度が3,223万7,000円と、昭和55年度が2,604万6,000円と、昭和57年度はちょっと読み方がわからないのですけれども、単位が千円で402.39という表現がしてありますが、この内容について読み方を教えていただきたいと思います。 それから、その下の下で職員1人当たりの給水量の立方メートルで表示をしてある、昭和57年度332.552と、昭和56年度が31万263立方メートルということですけれども、57年度は332.552に1人当たりの給水量が減ってしまったのかどうか、ちょっと読み方がわかりませんので、この表現方法について聞いておきたいと思います。 それから8ページ、昭和57年度決算審査資料、これは水道部長ではなくて監査委員の方だから、監査委員は監査するに従って、この決算審査の資料をもとにしてやったと思うのですけれども、この見方はどのように見たのか、監査の方法で答弁をお願いをしたいと思います。こういう見方ちょっと私の方でもわかりませんのでお願いします。 それから、№2の昭和57年度熊谷市一般会計歳入歳出決算事項別明細書の中で、264ページの需用費のうちで不用額が208万6,403円という項目がございます。264ページの一番下です。その備考の中で、同目内18節へ予算流用148万1,015円ということで書いてあります。267ページの同目内18節というのは備品購入費だと思うのですけれども、それの備考のところに同目内11節へ予算流用という書き方をしておりますが、148万1,015円、両方とも片方は需用費の方に流用し、片方は備品費の方に流用した形で書かれておりますけれども、お金がどこかへ行ってしまったような感じがするのですけれども、これの考え方についてどういうふうになっているのか聞いておきたいと思います。 それから、№13の議案第100号の和解について、ちょっと聞いておきたいのですけれども、前の議会のときにも栗原議員さんの方からも質問があり、提案説明の中身について、果たして市の職員が事故を起こした結果について、悪かったのかよかったのかという書き方がわからないと、もう少しこの書き方について検討すべきではないかという話で、質疑があったと思うのですけれども、今回のこの議案第100号と議案第101号を見ておりますと、単なるこの中身だとどちらが悪いか全くわからないわけです。 ですから、提案の説明の中で、相手方に5万683円支払ったということでありますけれども、どのくらいの相手と熊谷市との賠償の損害額というのが、どの程度の損害額をし、そして割合、たとえばロクサンとかハチヨンとかという割合の状況はどうなのか。それと同時に、交差点での見解というところで、相手側の車はいわゆる左方優先という部分、熊谷市の車の方がそういう面では交差点からの、ちょっとわかりませんけれども、この書き方では。それらの状況について聞いておきたいと思います。 それと並行して、いままで和解をした事件の中で、必ず熊谷市が払っているというのがどうも多いような感じがするのです。行政が払ってしまっているというのが多い感じがするのですけれども、和解の中で熊谷市が雑収入あるいは諸収入として損害賠償金を受け入れた例というのが、実際どの程度あるのかどうか、交通事故に関して。この何年かをさかのぼって、できたら報告をしていただきたいと思うのですけれども、その辺がわかりませんので説明と、熊谷市が事例として相手方から受け入れた例がありましたら、その金額あるいは内容について報告を参考までにお願いをしたいと思います。 以上です。 ◎石坂初五郎監査委員事務局長 原田議員さんの1番目のご質問にお答え申し上げます。 まず、職員1人当たりの営業収益でございますけれども、昭和57年度4,023万9,000円でございます。昭和56年度3,223万7,000円、昭和55年度2,604万6,000円。これでこの見方でございますけれども、経営分析の仕方によりまして算出したわけでございますが、これは職員1人当たり営業収益は高い方がよろしいと、こういうことでございます。したがいまして、昭和55年度、昭和56年度、昭和57年度と1人当たりの収益が多くなっておりますので、経営分析としてはよろしいと、こういうふうな判断でございます。 それから、職員1人当たり給水量でございます……          〔発言する者あり〕 ○大島徳四郎議長 暫時休憩いたします。          午前11時33分  休 憩          午前11時34分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △質疑続行 ◎石坂初五郎監査委員事務局長 昨年と見方は同様でございますけれども、コンマの打ち方といいますか、ミスプリントのようでございます。大変恐縮に存じますけれども、今後このようなことのないようにいたしたいと存じますので、議長さんにおいて訂正方お取り計らいのほどお願い申し上げます。          〔発言する者あり〕 ○大島徳四郎議長 暫時休憩いたします。          午前11時35分  休 憩          午後 1時31分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △質疑続行 ◆原田雅夫議員 先ほど私が質問した議案第100号の和解については、自分の所属する委員会でありますので、その場で質疑をしたいと思いますので、取り消しをいたします。そのほかについてはちょっと打ち切っておきます。 ◆小林熊二議員 何点か質疑をさせていただきます。 まず最初に、昭和58年度熊谷市一般会計特別会計補正予算に関する説明書№11の資料の14ページ、お尋ねいたしますが、これは同和対策費の中の19節負担金、補助及び交付金の570万円の補正が出されているわけですが、支給先はどういう団体であるか。また、今回の補正の理由についてお尋ねをいたします。 それから、2番目といたしまして、同じ19ページですが、5目の防犯対策費、防犯灯設置費補助金27万円の補正が提出されておりますが、最近聞くところによりますと、大変多くの防犯灯の設置ということがあるようですが、年度末まで今回の補正で賄えるかどうか、お尋ねをいたします。 それから、同じく補正予算で3点目は28ページ、河川費の河川総務費、準用河川新奈良川(仮称)改修土地購入費2億4,007万4,000円の補正が出されておりますが、これは歳入の方で言いますと、ほとんどこの全額を起債に抑いでいるようですが、この起債に仰ぐ理由。なお、補助金等の見通しがつかないのかについてお尋ねをいたします。 それから次に、決算の中で何点かお尋ねしますが、№2の資料の昭和57年度熊谷市一般会計歳入歳出決算事項別明細書のまず111ページ、一番上の方に熊谷市高齢者事業団推進事業費補助金が510万円ということで、決算額が計上されておりますが、この1年間の経営内容はどうだったろうかということについてお尋ねいたします。高齢者事業団の運営状況についてお答えいただければと思います。 それから次は、同じく№2の資料で216ページ、準川河川新星川改修事業土地購入費の中で500万円の不用額が出ておりますが、この理由についてお答えをいただきたいと思います。 それから、1点落としましたが、さかのぼって恐縮ですが、128ページの中ほどの工事請負費、箱田保育所植栽工事請負費185万円が決算額として計上されておりますが、このことについてはある市民からの要望等も踏まえて行ったように記憶しておりますが、その結果効果はどうなったのか、その後の苦情は出ていないかどうかということについてお答えいただきたいと思います。それから、最後にもう一点お願いいたしますが、291ページ一番上の熊谷市連合青年団補助金というのが、ゼロということに決算ではなっておりますが、この理由についてお尋ねいたしたいと思います。なお、熊谷市連合青年団というのを教育委員会としても育成しなければならないのだろうと思いますが、この対応についてはどのようにしてきて、結果としてこうゼロになったかということについて、あわせてお答えいただければと思います。 ◎志村恒次郎企画部長 第1点目の№11の補正予算に関する説明書の14ページの同和対策事業振興補助金570万円の内訳についてということでお答えを申し上げます。 部落解放運動を進める団体が市内に五つあるわけでございますけれども、当初予算の編成の際に前年度の実績の補助金まで編成ができなかったわけでございます。今回も運動団体からの強い要請等もございまして、ぜひ増額をしてくれという要請もあったわけでございます。前年の実績程度までは出さざるを得ないだろうということもございましたので、これを補正をお願いしたわけでございます。 申し上げますと、部落解放同盟に270万円、それから部落解放を愛する会が二つありますけれども、合わせまして50万円、埼玉県部落解放運動連合会でございますが100万円、全日本同和会に150万円、合計いたしまして570万円を予定したものでございます。 ◎芝崎光利公害安全課長 昭和58年度一般会計補正予算に関する説明書の19ページ、下から二つ目でございますが、防犯灯設置費補助金27万円についてのお尋ねにお答えをいたします。 これにつきましては、自治会が設置をする防犯灯につきまして、設置費の補助をするものでございますけれども、昭和58年度につきまして、年度初めに各自治会長さんあてに、こういう制度がありますという文書を差し上げまして、補助金申請が'出てきたわけなのですが、これにつきまして、去る7月に防犯灯設置協議会をお開きいただきまして、209灯について補助をするという形でご協議いただいたものでございます。 その際にもご了解をいただいてあることなのですが、当初予算をとりまして、当初予算では209灯全部見られませんので、この補正をお願いをして補助していきたいという形でご了解いただいていることなのですけれども、この不足額を今回補正をお願いするものでございます。 以上でございます。 ◎新井寛建設部長 一般会計補正予算に関する説明書の28ページの3項河川費、1目河川総務費の中の準用河川新奈良川(仮称)改修土地購入費2億4,007万4,000円の関係でございますけれども、この用地取得につきましては、補助金の見通しがありませんので、起債の充当率、これは100%でございますので2億4,000万円の起債を計上したわけでございます。 それから、5番目のご質問になりますけれども、決算の事項別明細書の216ページの新星川の関係で500万円の不用額が生じたわけですけれども、これは新星川に関係いたします京成不動産が開発した中に、調節池用地がありますけれども、この用地につきまして購入予定でございましたが、これが購入することができませんでしたので、不用となったものでございますので、ご了承いただきたいと思います。 以上でございます。 ◎太田精一福祉部長 昭和57年度の決算中、高齢者事業団についてお答え申し上げます。 この高齢者事業団につきましては、常傭雇用は望まないけれども、生活の向上と生きがい、健康、社会参加を求めて就労を望む高齢者の方々のためにということで発足したわけでございますが、昭和57年度の高齢者事業団の状況を申し上げますと、3月31日現在の会員数は235人でございます。それで、昭和57年度中の事業収入といたしましては、2,475万1,196円という事業収入を上げております。この高齢者事業団の業務、職務の概要といたしますと、除草とかあるいは植木の刈り入れ、大工、留守番、ふすま張り、清掃というような業務でございます。非常に効果が上がっているものと存じております。なお、最近では熊谷駅の自転車の駐輪場の業務を最近から実施をしております。 それから、箱田保育所の植栽工事に関連しての苦情の関係でございますけれども、植栽を完了いたしまして、保育所の環境の保全ということと、相手の苦情者からいわゆる子供の姿が見えてもいけないのだというような苦情、それから騒音の苦情等があったわけでございますが、これを終わったのですけれども、まだ現在苦情はまいっております。実は、最近になりまして、相手方が裁判所へ調停を申し出をしておりますので、現在調停の続行中でございます。 以上です。 ◎並木良輔教育次長 最後のご質問でございますが、291ページの熊谷市連合青年団補助金の関係でございますが、連合青年団の状況につきましては現在4団体の連合、つまり中条、奈良、別府、中央という地区に単位青年団の組織があるわけです。その連合体ももちろんありまして、団長さんもおるのでございますが、したがいまして社会教育関係団体ということで育成をしているということでありまして、補助金も当初お認めいただいたわけでございますが、その補助金申請につきまして、何ら活発な活動をしていないので辞退をいたしたいという申し出があったわけでございます。 したがいまして、支出なしということなのでございますが、長い歴史が社会教育関係団体ということで連合青年団、いわゆる青年団につきましてはあるわけでございますが、教育委員会といたしましても、大きな問題ということで受けとめておりまして、現在この青年の団体のとらえ方ということにつきまして検討中でございます。 以上でございますが、よろしくお願いいたします。 ◆小林熊二議員 お答えをいただきましたので、ほぼ了解いたしました。 ただ1点、補正予算の関係では、防犯灯の設置費補助金の今回の補正で、年度末までの見通しについてお尋ねしたわけなのですが、先ほどの答弁ですと、すでに申請のあった209灯分、協議会のご議決をいただいてということですので、その後についてはどういう考え方を持っているか、再度お尋ねをいたします。 それから、決算の関係では128ページの箱田保育所の植栽後のすばらしい効果が上がったのではないかということで、私自身は思っておったのですが、その後まだ難問を抱えているようでございますので、執行部においては適切な対処をこれはお願いしておきたいと思います。 以上、1点だけお願いいたします。 ◎芝崎光利公害安全課長 防犯灯設置費補助金についての再度のお尋ねにお答えいたします。 例年、防犯灯設置費補助金については、当初の申請についてのみ補助をしておりますので、本年もまた同様な考えでやりたいと思います。 以上でございます。 ◆峰岸寿郎議員 2点ばかりお尋ねいたします。 №11の12ページの総務管理費、職員手当、退職手当として3億7,530万9,000円という、過日の説明によりますと、35人分の退職手当であるというふうに聞いておるのですが、この退職手当の算定の方式をどのような形で出されておるのか、お尋ねしたいと思います。また、勧奨退職とそうでないものの差はどのような形になっておるのか、簡単で結構ですからお尋ねいたします。お答えいただきたいと思います。 それに、35ページの住宅費の中で、籠原住宅建設工事請負費(債務負担行為分)として減額の9,517万2,000円という数字が出ておるのですが、どういう理由でこれが減額されたのか、これについてもお尋ねしたいと思います。 以上です。 ◎上野正男総務部長 退職手当についてお答えいたします。 初めに、退職手当の計算方式でございますが、これは勤続年数によりまして算定基礎は変わりますが、例を申し上げますと、勤続35年の場合でございますが、その場合1年から10年にかけましては本俸の100分の150を掛けるわけでございます。さらに、11年から20年につきましては100分の165、それから21年から30年につきましては100分の180、30年以上の5年分でございますが、これについては100分の165、おのおの本俸に掛けて合算して計算するわけでございます。その月数によりまして出るわけでございますが、第2点目の勧奨と普通退職の差でございますが、勧奨の場合は出た計算基礎につきまして100分の120の割り増しがあるわけでございまして、これは計算基礎といたしまして約4割程度の割り増しになると思います。 以上でございます。 ◎新井寛建設部長 2番目のご質問の一般会計補正予算に関する説明書の35ページの5項住宅費、2目住宅建設費の中の15節工事請負費の籠原住宅建設工事請負費(債務負担行為分)三角9,517万2,000円でございますが、これは昭和57年度に3億2,017万2,000円の予算をご議決いただきまして、建築工事請負費で2億2,500万円の契約をしたわけでございますが、この残りにつきまして、昭和58年度契約する電気工事、設備工事等に使用するため9,517万2,000円を新年度、昭和58年度の方に、単年度の方に組みかえ補正をするものでございますので、よろしくご了承いただきたいと思います。 ◆河西昌美議員 初めに、補正予算に関する説明書№11の19ページであります。19ページの老人福祉費の中の貸付金、老人居室整備資金貸付金が300万円補正されているわけです。これは当初予算が200万円でして、1件100万円の貸し付けになっておりますから、当初予算より1.5倍という補正をしているわけです。特別事情が、何か理由があると思いますので、理由について説明をいただきたいというふうに思います。 同じく次のページの児童福祉費であります。少年補導センター費の中に負担金、補助及び交付金の第2回非行防止大会PTA連合会補助金20万円が計上されております。この非行防止大会の内容は、どういった内容だったのかご説明をいただきたいと思うわけです。 それから、議案第98号、議案第99号です。工事請負契約の締結について、議案第98号と議案第99号にそれぞれ上程されているわけですが、議案第98号を見た場合に汚水管の内径が、議案第98号の方が太い上、延長も議案第99号よりは延長は長い。約667メートルになっています。そして、単純に考えてみますと、内径が太くて延長が長い。こういうことだけを単純に考えれば、こちらの方が金額は高いというのは普通考える、資料がありませんから何とも言えませんが、これだけの資料で判断すればそういうことになるのですが、実際は議案第99号の方が9,700万円ということで、高い金額で落札しております。そこらの理由をご説明をいただきたいというふうに思っております。 それから、同じく指名業者の関係ですが、議案第98号と議案第99号の指名業者を照らし合わせてみますと、1番から5番までがそれぞれ同じ指名業者になっております。つまり、1番から5番までの指名業者は両方の工事請負に落札できる確率があるわけです。つまり両方の仕事ができる可能性があるわけでして、この場合それぞれ工事を、しかも3月の25日が竣工期限ということで、両方を請けたとしても、落札を仮にしたとしても3月の25日までには完成でき得るそういう、何というのですか戦力ですね、仕事のでき得る能力ですか、そういうものを持っておるというふうに判断した理由は、どんなところからどんなことを考えているのかということについてご説明をいただきたいというふうに思います。 次に、議案第100号と議案第101号、これは関連しますが、自動車事故の関係が上程されているわけですが、先ほど原田議員が担当委員会ということで取り下げておりますが、先ほどと同じ質問でありますが、この事故の責任の割合は何対何なのか。また、市側、こちら側が犯した違反、警察で現認された違反名は何なのか、どういった違反があるのかということを、その内容を含めてご説明をいただきたいと思います。 そして、相手の車に損害を与えると同時に、市の車の損害もあったわけですから、その損害は幾らで、職員のけがはあったかなかったか。それから、職員に対する庁内の処理は、どういうふうな処理になっておるのか、お伺いしたいと思っています。同時に、職員に課せられる警察からの違反の罰金についてはどういう処理になっているのか、お伺いしたいと思います。 以上です。 ◎太田精一福祉部長 老人居室整備資金の貸付金についてお答え申し上げます。 本制度は、60歳以上の老人と同居をする世帯に対して、その老人の専用居室を増築または改築する場合に資金の貸し付けを行うわけでございますが、その限度額は100万円でございます。そこで、当初予算では2件を見込んだわけでございます。この制度は、前年度、昭和57年度の決算におきましては、同じく2件の利用者がございました。それから、その前年度、昭和56年度はゼロでございました。そのような関係で、当初見込みに一応前年度と同額の2件を見込んだわけでございますが、最近になりましてその2件を消化し、なお3件の申し込みがございました。合計5件の申し込みがすでになされておるわけでございます。そこで、今回当初予算の2件分と今回の300万円で3件分でございますが、計5件として今回補正をお願いするわけでございます。なお、今後につきましても、申し込みがありました場合には、順次補正で対処していきたいというふうに考えております。 以上です。 ◎小田光志婦人青少年課長 お答えいたします。 20ページの第2回非行防止大会の内容でございますが、7月29日の午後PTA連合会と熊谷警察署の共催によりまして、文化会館で開催をされました。まず、開会に先立って映画の上映、これは「ゆがんだ青春」シリーズ物でございますが、第5集の「亀裂」、裂け目でございます。1時間にわたって映画が上映されました。それは、非行少年をテーマとした家庭としてのあり方を問うたものでございます。続いて、原田徹副会長の開会の言葉、主催者のあいさつに続きまして、熊谷市長、教育長方の来賓としての祝辞、次いで表彰でございますが、過去1年間に非行防止あるいは環境浄化などに尽力をされた1団体、それから個人の方の表彰が行われ、体験発表としては三尻中学校区の環境浄化推進委員長から行われました。次いで大会宣言があり記念講演として演題は「少年非行の現況と対策について」県警少年課長の講演があり、特別演技として痴漢防止の護身術、たとえば痴漢に出会ったあるいは襲われたというような場合の護身術が、県警本部の係官によって行われ、特別出演として四つの学校の代表、いわゆるママさんコーラスがございまして閉会に至りました。 この大会の開催の趣旨でございますが、ご承知のとおり昨今の少年非行の激増あるいは登校拒否を初めとする問題行動の多発と、しかも年々低年齢化し、しかも悪質化、女子非行の激増などの現状から、少年非行を少しでも減らそう防遏しようというようなもとに開かれた大会でございます。 以上です。 ◎新井寛建設部長 議案第98号と議案第99号についてお答え申し上げます。 議案第98号と議案第99号につきましては、管の内径と延長から考えますと、議案第98号の方が管径は大きいものもありますし、これだけで見ますと議案第98号の方が工事費は高いように見えますけれども、議案第98号につきましては一般に道路を開削して下水道管を埋設する工事でございますが、それに比べまして議案第99号につきましては、内径0.8メートルの管につきましては、旧140号の道路がありますので、交通安全のためから推進工法を採用したわけでございますので、議案第99号の方がこの概要で見ますと工事量が少ないように見えますけれども、費用がかかるという内容でございます。 それから、議案第98号と議案第99号につきまして、1番から5番までの業者は市内業者のAクラスの業者でございますが、議案第98号、議案第99号とも指名に参加させたわけですけれども、議員さんがおっしゃいますように工期が来年の3月25日となっておりますので、両方もし落札をしても、両方落札するという可能性もありますけれども、両方落札をしても来年3月25日までには市内の営業者にはこの工事を完成させる能力があると判断をいたしまして、市内営業者、5業者というのは全部でございますが、この5業者を両方に、指名したわけでございます。 それから、議案第100号と議案第101号についてお答え申し上げます。この接触事故によります責任の割合ということでございますが、出会い頭に接触しましたので、交渉の内容では50%、50%ということで話を進めたのですけれども、市の自動車が交差点に入るところに一時停止の標識があったわけで、一時停止をしたのですけれども左右の確認が少し足らなかったと思われますので、出だしてしまったところで右から来た尾塚さんの車に接触したわけでございますので、話し合いの結果、市が55%、それから相手が45%ということで和解したいということになったわけでございます。 相手の車の損害額でございますけれども、修理費が9万2,150円でございます。市の車の損害額は2万3,300円でございます。人身事故につきましては、幸い両方とも人身事故はなかったわけでございます。職員に対する処理につきましては、今後こういうことのないように厳重に言い聞かせたわけでございます。そして、職員については厳重に注意ということで、現在は終わっているところでございます。これでご了承いただきたいと思います。 ◆河西昌美議員 第1点の老人居室整備資金貸付金の関係は、わかりました。今後ともそういうのがあれば、申し込みが受け付けられるということであれば、それで結構です。 なお、急に多くなってきたということは、恐らくその担当課のいろんなPR等々の努力もあったと思いますので、引き続きそういった努力をして、利用してもらえる分には大変結構なことですから……。 次の第2回非行防止大会の内容についてはよくわかりました。そこで、20ページの説明欄を見てみますと、PTA連合会に補助しているわけです。実際には共催で、PTAと警察が共催をしておると。そこでお伺いしたいのですが、補助したというのはいわばPTA連合会と警察というより実行委員会ですね。第2回の非行防止大会の実行委員会に補助したというのが正確ではないか。連合会に補助したのではなくて、実行委員会に補助したという理解の仕方とすれば、若干ここに書いてある説明と意味が違ってくる。この辺を実行委員会に補助したのか、PTA連合会に補助したのか、その辺をお伺いしたいのが第1点と、もう一つは、少年補導センター費で支出しているわけですが、内容を聞いてみますと、やはりこれは青少年健全育成費から支出するのが妥当かと思いますが、その辺の見解はどうなのかということをお伺いしたいと思います。それから、第1回非行防止大会になぜ補助しなかったのか、その辺もあわせてお伺いをしたいと思います。 それから、工事請負契約の方ですが、いつも大概工事請負締結についてということで、概要のところに工法は書いてあったと思うのです。推進なのか書いてあったと思うのですが、今回書いていないわけです。そういう推進工法という特別の工法を使うとすれば、書いておいていただけばより明確だというふうに思いますので、今後記載をしておいていただきたいということを要望しておきます。 それから、地元の業者が五つダブって指名されているわけですが、それはそれなりに地元業者を優先させてほしいという従来の議会の要望、他の議員さんからもいろんな要望が出ておりますし、市民側からも出ております。それは結構なことなのです。そこで、当然能力があるからそう指名しておるのは当然でして、それでは答弁にならないのです。能力があったから指名しているので、能力があるということをどういうことで判断されたのかというふうに聞いているわけです。具体的にそこのところを説明を願いたいというふうに思います。 それから、自動車事故の関係では、職員に対する恐らくこの違反は一時停止違反なのかどうなのかちょっとその辺はわかりませんけれども、聞いたのですが、はっきり答弁がありませんが、警察の一時停止違反なのかあるいは左右不確認なのか、その違反名がわかればもう一度そこを教えていただきたいと思うのです。そして、その違反に対して職員に罰金が来ているはずなのです。罰金は一体どういうふうに処理されているのかという質問に対しては、ご答弁がないようです。 それから、職員に対する庁内の処理は厳重に注意した。これはこれで結構ですが、管理者側の責任はどうなったのか。本人は当然事故を起こしたのですから、何か違反もあったのでしょうから、違反名ははっきりしませんが、それは厳重に注意するのは結構なのです。ところが、事故というのは本人の不注意もさることながら、車両の整備が悪かったとか、あるいは上司が、何時何分までにあそこへ行きなさいというきわめて厳しい車両に対する運行指示があったとか、だからスピードを出していかなければならない、急いでいかなければならないという職員に対するそういう厳しい指示があったとか。あるいは職員が、予算の編成や何かできわめて疲労していた、こういう外的な誘引も事故というものはあって、事故が起こる原因というのは、そういうものもひっくるめてあって事故は起こるのです。そこらの管理者側の内部の処置はどうなったのか。いま具体的に言いましたけれども、車両の整備やあるいは運行の指示に誤りはなかったか、本人の体調はどうであったかというような外的な誘引はどうであったか。そこらについての見解をお伺いしたいというふうに思います。 以上です。 ◎小田光志婦人青少年課長 お答えいたします。 共催と申し上げましたけれども、この非行防止大会パンフレットによりますと、主催は熊谷市PTA連合会であり、同時に熊谷警察署でございますが、実行委員会の制度はとっておらなかったのでございます。また、大会の開催に当たりましても主体となって動いたのは、企画立案から実行段階まで主体となってやりましたのはPTA連合会であったのでございます。なお、その非行防止大会という行事に対して主催者であるPTA連合会に補助をするものでございます。 2番目の予算の組み方でございますが、健全育成費の方がより適当ではないのかというご趣旨に承りましたが、予算を提出するに当たりましては十分検討をいたしました。非行防止、つまり非行に落ちる、非行に入るその前段階、つまり健全育成の関係が主であると考えれば、これは健全育成費の計上がいいでございましょうし、あるいは考え方といたしますれば、PTA連合会には別途教育費の社会教育費の方から補助がございますので、この補助金は使途を明定して、そちらの方に追加補正をするのがいいのではないかという考え方もございましたが、やはり少年補導センターが少年非行の未然防止という設置目的からいたしまして、少年補導センター費にいくものが最適であるというふうに確信をもって計上をいたしました。 3番目でございますが、第1回の非行防止大会、これは昨年の7月に開催をされましたが、いわば昨今の非行の情勢から、PTAがこれではしょうがないというような、いわば盛り上がる力によりまして開催をされましたが、来年度以降はともかくとして、前年度は各方面からのご寄附に仰いだということを承っております。 以上でございます。 ◎新井寛建設部長 議案第98号、議案第99号に関連いたしまして、地元業者の5社を両方に指名したわけでございますけれども、当然に能力があるということで指名したわけですけれども、その能力のある判断といたしましては過去の実績それから職員数等勘案して能力あると判断したわけでございます。 それから、議案第100号、議案第101号に関連いたしまして、事故の違反名ということでございましたけれども、特に警察で取り上げておりませんので、違反名というものはございません。したがいまして、罰金もございません。そして、管理者側の手落ちといいますか、そういうものはどうだったかということでございますが、この運転につきまして、特に厳しい運転指示をしてもございませんし、職員の体調も健康状態と思われております。見解といたしましては、両方の車の前方不注意であったと判断しておりますので、ご了解いただきたいと思います。 ◆小久保貞利議員 何点か質問させていただきたいと思います。 まず、№5の7ページ、熊谷市財産に関する調書がありますけれども、この7ページに有価証券がございます。この中で熊谷市生鮮食料品低温貯蔵センターの株券が300万円あると、こういうふうになっておりますけれども、この株券の配当はどうなっているか。あるいは、この出資をされて市民に与えている効果というものはどういうふうにされているのか、ご説明をいただきたいと思います。 次に、№6昭和57年度埼玉県熊谷市歳入歳出決算説明書の23ページ、最近年度の一般会計歳入歳出決算額の推移という中で、5款の地方交付税が極度に本年度は増減率で数字が大きいと、この理由はどういう点から来ているのかどうか。さらに、66ページの昭和57年度の地方交付税の状況の中で、算出額、次に錯誤額というのがございますけれども、この錯誤の額というのはどういう理由で錯誤額が出たのかどうか。この点を2点お願いしたいと思います。 次に、№11の28ページ、昭和58年度熊谷市一般会計特別会計補正予算に関する説明書の中で、河川費の公有財産購入費、これは№13の財産の取得について、議案第97号とも関係がありますので、両方をあわせて申し上げますけれども、議案第97号の最後の提案説明の中に、準用河川新奈良川(仮称)改修用地(調節池用地)を取得したいのでこの案を出すと、こういうふうになっておりますけれども、その次の図面を見ますると、この買収する土地が点々と虫食いの状態で東武鉄道が買収をした、土地を買うのだと、こういうふうになっております。調節池は茶色で囲った中が調節池なのだと、この中の土地を買うならばこういう形でいいのではないかと思いますけれども、何らかの形で買っておいて代替地にするなり、あるいは区画整理をするなり、何らかの形でこの調節池の中の土地を本市がこの目的で将来使うのだと、こういうふうに理解はできます。しかし、この茶色に塗った中に即買うのならば、こういう出し方でいいのではないかと思いますけれども、その間に何らかのことがあって、こういうことが将来実現するのだと、こういうふうにも思われますけれども、この茶色の枠に、調節池にこの土地がどういうふうな形でなってくるのかどうか、その点をご説明いただきたい。 次に、№17議案第104号の熊谷市一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。その中で、調整手当の問題がありますけれども、けさの新聞で埼玉県が調整手当を3%から5%に増額したいということを、国が非常に厳しい文書の注意をしながら問題を国がしていると。こういう報道がありますけれども、本市の場合この「100分の8」を「100分の9」に改める場合、国は何らの指導はしてこないのかどうか。あるいは、国はこういう手当について、市に対して基準等を示してはいないのかどうか。市町村段階のいろんな手当について、国がこういう時期だから凍結をし、いろいろ行政指導をされているというのを新聞紙上で見ておりますけれども、そういう対象にはこういうものはなってはいないのかどうか。 さらに、国の基準がもしあるとするならば、それ以上にはなるのかどうか。そうした場合、特別交付税等の減額措置等が行われるような憂いが起こってくるのかどうか。そういう幾点かについてご説明をいただきたいと思います。 以上です。 ◎新井勝経済部長 最初の財産に関する調書の中で、有価証券300万円のご質問がございました。この出資は冷凍庫の関係で出資をしたわけでございますが、配当はございません。公共的な仕事でございますので、利益を出しておらないということで配当はございません。 市民に与えた効果というご質問でございますが、非常に尺度がむずかしいわけでございますが、この冷凍庫におきまして青果物の調整を行い、適宜に放出をしながら市民にその青果物を供給しておるわけでございますので、価格の安定に寄与しているだろうというふうに私ども理解しております。 よろしくお願いいたします。 ◎志村恒次郎企画部長 ご質問の2番目の地方交付税の件についてお答えを申し上げます。 №6の決算説明書ですけれども、これの23ページをごらんいただきますと、昭和53年度からの交付税の数字が上がっておりますが、昭和56年度につきましては法人市民税の関係で特別に多かったわけでございます。昭和53年度が18億円、昭和54年度が19億円、昭和55年度が17億円、昭和56年度が22億円になっておりますけれども、昭和57年度は17億円ということで、法人市民税の関係で昭和56年度が多かったわけでございますので、それと比較をいたしますと23%の減ということになりますけれども、最近年度の数字を見ますと、大体この程度の数字になるだろうというふうに理解をしているわけでございます。 次の66ページの錯誤額ですけれども、これもこの66ページをごらんいただきますと、基準財政需要額と基準財政収入額とどちらにも錯誤がございますが、当初が8月算定ということで、例年8月に基準財政需要額も基準財政収入額につきましても、基礎数値というもの、たとえば道路の延長であるとか、面積であるとか、学校の数だとか、児童数とかあるわけですけれども、それらを8月のときには概算で算定いたしますが、その後に再算定ということで、年度の後半になりまして正確な数字に算定をし直すわけでございますが、その際にその基礎数値の誤り等があった場合に錯誤額で調整をされるわけでございます。これにつきましては、本市だけでなくてどこの団体でもこういう精査をした結果、こういう形が出るわけでございます。 ◎新井寛建設部長 補正予算説明書の28ページの河川費と、それから議案第97号の財産の取得についてお答え申し上げます。 この土地につきましては、現在市が計画しております準用河川新奈良川、仮称でございますけれども、その新奈良川(仮称)の中に雨水を調節するために三つの調節池をつくるわけでございますが、この予定している土地につきましては、将来議案の第97号の財産の取得についての説明、図面がありますけれども、将来はこの茶色のような形で調節池がつくられるわけでございます。 現在、この地区におきましては、奈良地区でございますが、奈良地区は場整備事業を推進しようということで、推進委員会をつくって推進をしているところでございますが、本年度は採択がされず、来年どうしても採択してもらおうということで進めております奈良地区ほ場整備事業の中にある土地でございます。 そして、東武鉄道で所有しておりますのはばらばらに所有しておりますので、このばらばらの土地を市で取得をいたしまして、ほ場整備でこの調節池の場所に市の土地をまとめてもらうということで、これから進めるわけでございますので、ほ場整備で位置指定等決まり、市の土地がここに集まってくるのは4年か5年か後になりますけれども、そういうことで将来的にはこの茶色の中に、この調節池の用地が集められてくるというものでございますので、ご了解いただきたいと思います。 ◎上野正男総務部長 最後の調整手当についてお答えいたします。 まず、一番初めでございますが、国の指導の関係でございますが、これにつきましては、昨年給与改定全般的な見直しについての指導が来ておりますが、調整手当だけの指導については来ておりません。 2番目でございますが、調整手当の基準ということでございますが、これは人事院規則で国家公務員につきましては、当然地域指定の基準がございます。 3番目の制裁措置、特別交付税の減額の関係でございますが、これにつきましては今後の問題でございますので、特に私どもはまだ具体的には調べておりません。 ◆小久保貞利議員 一番初めの冷凍庫の関係ですか、この関係では配当はないのだということでございますけれども、この会社の役員構成等はどうなっているのか、それだけを聞いておきたいと思います。 次に、2番目の地方交付税の関係で、特に減ったのではなくて、制度の改正等で昭和56年が多かったのだと、こういうことでございますけれども、その中に何らかの形で、特別交付税等で手当等の増額の場合反則するのか、あるいは自治省がいろんな面で削除するとか、こういうようなことが新聞紙上で示されたのですけれども、そういうようなことで本市が普通もらうべき交付税をもらえなくなったというような数字があるのかどうか、この点だけを聞いておきたいと思います。 次に、土地の取得でございますけれども、いろいろずばり用地として買収する場合には、本市もこういう形をとったのですが、前はいろいろ代替地とかそういう形でとる場合、公共用地の先行取得の特別会計でおやりになっていたようなケースが多かったのですが、今回はずばり東武鉄道のを市が買って調節池用地としてこれを買うのだと、こういうふうになっていますけれども、これから奈良地区でほ場整備をするだろうと、そしてした場合にはこうなるだろうと。こういう話ですけれども、そのほ場整備というものはどういう形でいつ施行されて、いつなるのだという、まだ形もできていない時点で、ずばりこの土地が調節池の用地ということで買収をされるわけでございますけれども、その点については、買収をされても絶対に間違いないのだと、こういうことを念のために聞いておきたいと、こう思います。 次に、最後の調整手当でございますけれども、国、県にはいろいろ基準はあるけれどもないのだと、こうおっしゃっております。あるいは、きょう新聞で埼玉県に対する国の指導が、非常に厳しい報道をされておりますけれども、そういうことは今後の問題であるので、いまのところは別に関係ないのだと、こういうふうな総務部長のお答えですけれども、非常にこういう問題が現在大きく浮かび上がっている時点でございますので、十分ひとつ検討をされて、本市もいいし職員もいいような方法をということがいいわけでございますから、そのために、一部のために本市が利益を損なわないような面で行ければ、私たちも何も言うことはございませんので、その辺をひとつ見通し等についてもう一度見解を聞いておきたいと思います。 以上です。 ◎新井勝経済部長 株式会社の熊谷市生鮮食料品低温貯蔵センターの役員でございますが、社長は熊谷青果市場の現在社長でございます金子清次郎、それから副社長は熊谷市助役でございます。取締役は熊谷市収入役と熊谷市経済部長、それから熊谷青果市場役員2人でございますが、現在営業担当の鈴木副社長、事務担当の関根副社長でございます。 それから、監査役は市議会議長、熊谷青果市場の役員の飛田弘熊谷青果市場専務取締役でございます。 以上でございます。 ◎志村恒次郎企画部長 地方交付税のことにつきましてお答え申し上げます。 特別交付税につきましては、前の年度に期末勤勉手当等が国の基準を上回っている場合には、制裁措置として特別交付税を減額するということがあったわけでございますけれども、昭和57年度につきましては、本市はすでに条例改正をいたしまして、それと同じ基準になっておりますので、そういうことに対する制裁の措置はないというふうに理解をしております。 ◎新井寛建設部長 新奈良川(仮称)の調節池の買収につきまして、奈良地区のほ場整備事業もあるけれども、この土地を買収しておいて間違いないかということでございますが、これは埼玉県集団的先行取得農地利用調整事業実施要綱という埼玉県の要綱ができておりまして、これに基づきまして、集団的先行取得農地利用調整事業に関する覚書で、埼玉県知事、熊谷市長、東武'鉄道の社長と覚書を結んでおりまして、これは利用の目的が河川用地にするのだということで結んでございます。そして、現在は奈良地区のほ場整備事業について、地元の推進委員会をつくって強力に進めておりますので、この土地につきましては、買収しておいてももう間違いはないと確信をしておりますので、ご了解いただきたいと思います。 ◎増田敏男市長 小久保議員さんの重ねての調整手当に関する関係でご質問をいただきました。お答えを申し上げますが、申し上げるまでもなく前市長が昭和57年度中に改定について努力すると年限を言って、職員組合に回答してありました。前職の回答であれ市長としての正式な回答に対して、市政執行の中で基本的な姿勢はいかにあるべきかと、私自身も大変苦慮しながらも、もちろん厳しい社会経済情勢の中でありますので、就任以来今日まで組合と話し合ってまいりました。それらの経過を踏まえながら、県内現在39市ございますが、39市の中で現在10市が9%を実施している現状であります。したがいまして、それらを勘案をしながら提案をさせていただいたわけであります。 そこで、今後の見通しについてはどうかというお尋ねでございます。ただいまいただきましたそのお尋ねをご指摘として十分踏まえ、今後も本市のプラスになるように全力を尽くして対処してまいりたい、このように考えておりますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ◆河田勇議員 議案の第98号、議案第99号の工事請負契約の締結について、若干先ほどの河西議員と重複する部分がございますが、基本的な部分についてお尋ねをいたしたいと思います。 この入札の結果から判断しますと、大変スムーズに決まっているように一見見えるわけでございますが、この一般的な入札そのものの例を見ますと、落札に至るまでの間、大体2回ないし3回が通常入札がされているということを専門家に聞いたわけでございますが、この議案の2件については一度で落札がされているということで、考え方によっては大変望ましいことだということも言えるかと思いますが、一般的な入札の例からしますと、これで本当にベターであろうかという疑問を若干抱くわけでございます。そういう意味で、この落札をする場合のいわゆる基準といいますか、落札する基準、判断基準といいますか、それらについてどんな基準で落札をし業者との契約がなされるのか、その辺についてお答えをいただきたいというふうに思うわけです。 安ければ安い方がいいと、しかし工事そのものを考えた場合には、安くてしかも迅速で、しかも正確さを要求するという、この考え方が一般的であろうと思いますが、この辺について若干この結果から見ますと、私自身どう理解していいのか迷っているところでございますので、お答えをいただきたいというふうに思います。 それから、入札に入るまでの指名業者についてでございますが、先ほど河西議員の質問の中では五つの業者をAクラスとして指名をしているというふうにお答えがあったわけでありますが、これ以外にAクラスがあるのかないのか。特に、熊谷市におきましてAクラスの業者があるのかないのか、あったら具体的にひとつ教えていただきたいというふうに思います。 あと全般的なことになりますが、指名をしてから落札に至るまでの仕組みといいますか、流れについて簡単で結構ですから教えていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○大島徳四郎議長 暫時休憩いたします。          午後 2時53分  休 憩          午後 3時49分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △質疑続行 ◎新井寛建設部長 河田議員さんの議案第98号、議案第99号に関連いたしましたご質問にお答え申し上げます。 入札の回数でございますが、1回、2回、3回とあるわけですけれども、私どもは1回で落ちるのがふさわしいのではないかと考えております。 それから、落札の場合の基準でございますけれども、安い方がいいわけですけれども、規則によりまして予定価格の5分の4を下らない範囲で入札の最低の価格が落札としております。指名業者で市内のA業者はこの5業者以外にあるかないかということでございますが、市内にはこの5業者だけでほかにはございません。 それから、指名から落札までの流れでございますが、指名いたしますには工事執行伺いの決裁を得まして、それから現場説明、入札の通知を指名業者にいたしまして、現場説明の日が来まして現場説明を行い、それからまた入札の日がまいりまして入札をし、先ほど申し上げました最低価格の方が落札という流れでございますので、ご了承いただきたいと思います。 ◆河田勇議員 いまお答えをいただいたわけですが、落札の場合に基準としては5分の4を下らない額ということをお答えをいただいたわけでありますが、ほかのところでの落札はこのような形でなされているのかどうなのか。われわれ市民からしますと、少しでも安くいい仕事をやってもらうというのが願いではないかなというふうに思うわけでありますが、その辺について、今後現在やっているような方向でやっていくのかどうなのか、その辺をもう一度お尋ねしたいと思います。 それから、Aクラスの業者はこの五つの業者以外にないということでございますが、いま申し上げましたような考え方に立って、あくまでものAクラスの業者といいますと、もう五つの業者に固定されるわけでありますが、もっと、Bクラスというのがどの程度あるかわかりませんが、それらに幅を広めてできれば地域の業者の育成という考え方に立ってふやす考えがないのかどうなのか、その辺についてもう一度お尋ねしたいと思います。 ◎新井寛建設部長 お答え申し上げます。 少しでも安くできるだけ安い方がいいわけでございますが、現在規則では5分の4を下らない額で最低の額ということでやっております。ほかの市でも調べてありませんけれども、5分の4という数字を使っていると思います。町によりますと、90%が最低価格というところもあるようでございますが、当分の間この5分の4という数字を使っていきたいと思います。 それから、Aクラス5業者あって、その5業者を指名したわけでございますが、この二つの工事につきましては、いずれも9,000万円以上で非常に大きな工事でございまして、A業者、B業者、C業者で原則として請け負えるといいますか、指名できる金額というのも規則で定めてありまして、2,500万円以上はAクラスの業者ということになっておりますが、この2件の9,000万円以上の大きな工事以外の、たとえば5,000万円、6,000万円という場合には、できるだけ市内業者ということで、B業者もAの仕事につきましては、Aクラス、Bクラスの業者を指名することができることになっておりますので、5,000万円~6,000万円という工事の金額になってきますと、B業者も含めて市内の業者の育成を現在でも図っているところでございまして、今後もそのようにしていきたいと思いますので、ご了承いただきたいと思います。 ◆栗原真三郎議員 調整手当の引き上げの問題について質問をいたします。調整手当を先ほど市長のお話ですというと、前市長からのいわば継続的な事項として取り扱わなければならないというような話がありましたけれども、検討をするということであれば、上げるという約束をしているわけではないのではないかと、こういう解釈もできるわけなのですが、私はそういうことではなくて、ここで議案として上げたいという、議案を提出しているわけですから、その上げなければならない、あるいは上げる必要があると、この理由を書いてあるとおり、提案説明というところでは上げたいということしか書いてありませんが、説明とは明らかに説くということでありますので、上げなければならない理由というのを、われわれ一般市民にもわかるような形でひとつ説明をいただきたい、これが第1点です。 それから、第2点目は決算の問題でありますけれども、何ページのどこということではないのですが、今年度の歳入の点について、不納欠損額が約1,400万円あります。市税、手数料、使用料、あるいは大きいのは国保、含めまして不納欠損額が約1,400万円あります。これは午前中の質疑の中でも岩瀬議員が指摘をしておりましたけれども、収入未済額がいずれは不納欠損になるということであります。全部がもちろん欠損になるわけではありませんけれども、私はそのうちどうにも徴収することができなくて、徴収しようと思ったけれども徴収できないので、欠損という処理をせざるを得なくなったということが実に1,400万円もある。さらに、その未済額が欠損になるのがどのぐらいかここではわかりませんけれども、いずれにしても欠損になる性質のものも含まれていると思いますが、そういうものを含めますと、本来市の行政事務によって徴収が可能であったと、あるいは可能であろうと思われるものが欠損という形になって収入を減らすという形になっておるわけです。ということで質問をいたしたいのは、この欠損の徴収について、欠損に至るまでに徴収についてどういう努力をしてきたか、これについてお願いをいたしたい。 ちなみに申し上げますと、これは決算委員会では、過去の委員会では毎年指摘されておる問題です。市としてもそれなりの努力をしていきたいと。市長、助役、担当の部長、言うなれば顔をそろえて決算委員会の審査に出席を求められて鋭意努力をいたしますと、こういう形になってきた事項でもあります。したがいまして、具体的にひとつこういう努力をやったと、特に過去との比較で、過去はこうだったけれども、特に今年度はこういう努力をやったということでひとつお答えをいただきたいと思います。 それから3点目、昨年の決算委員会審査の結果について、決算委員長から本議会において報告がなされました。昭和57年度の予算執行に当たってはこういう努力をしていただきたいということが、決算委員会の定義づけられた意見、要望という形で市長に提出がされております。その項目に対して、執行側としてどういう努力をしてきたか、昭和57年度の。こういう形のところをお聞きしたいわけですが、いずれにしても委員長報告の中で決算委員会の審査結果として、意見、要望として具体的に指摘されている点がございます。それに関してどういう努力をしてきたかという点についてお答えをいただきたい。 以上、3点です。項目を言った方がよろしければ言います。 ◎増田敏男市長 議案第104号に対して重ねてお尋ねがありました。 内容は、検討するということなれば検討すればよいのではないか。提案をしたのは上げたいということなのであろうと、その理由を市民にわかるように説明をと、こういうようなご質問であったと理解をいたします。 そこで、お答えを申し上げてまいりますが、検討するという約束は交わしてございません。昭和57年度と年度を切って昭和57年度中に努力すると、昭和57年度中ということでなっておりました。もちろん、社会経済情勢がすべての国民が知っている状況に私はあると思います。厳しい環境でありますのでその辺を踏まえながら、同時にまた県内他市の状況、先ほど39市の中で10市が実施をしているということを申し上げましたが、そういったこと等を勘案をしながら、同時にまた先ほどお答え申し上げましたように、市長としての約束は基本的にどうあるべきか。これはこの問題だけではないと思います。いろいろとこういったことが有限、年度を切るあるいは年度を切らない。ともあれ後方に出ております。前職から引き継いだ関係では、栗原議員さんの地元には、公園の話が年度は切らないけれども出ておるわけであります。ことごといろいろそういう問題があるわけでありますが、そういった問題をとらえまして、市長としては基本的に約束に対して、どういう姿勢をとるべきかというようなのも提案の理由の中にも入っております。 そこで、いま申し上げました約束に対する基本の姿勢、そのことを私は尊重するということで、今日まで1年余前職のやってこられた市政を、その趣旨を尊重しながら歩んでまいりました。そこで、それらを踏まえながら、県内の実情を勘案をしながら今日提案を申し上げたと、これが私の理由であります。 したがいまして、先ほどおっしゃいました検討という言葉は、この件に関しては使ってございません。ぜひご理解をいただき、慎重ご審査の上、よろしくご議決をいただきたい、このように考えますのでご理解を賜りたいと思います。 以上です。 ◎上野正男総務部長 不納欠損額をなくす方法についてお答えいたします。 毎回決算委員会でご指摘受けているわけでございますが、特に行方不明者をなくすということで、市民課を主体にいたしまして、各転出者の連絡を各課等とも協議、連絡を密にして、この転出者の問題についてよく協議、連絡をいたしております。さらに、法人等の関係につきましては、税務署あるいは県税事務所との連絡協議会をもちまして、おのおの意見交換をいたしまして、法人関係の不納欠損の防止に努めております。 ○大島徳四郎議長 暫時休憩いたします。          午後 4時05分  休 憩          午後 4時34分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △会議時間の延長 ○大島徳四郎議長 この際、お諮りいたします。 午後6時まで時間延長したいと存じますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○大島徳四郎議長 ご異議なしと認めます。 よって、午後6時まで時間延長することに決しました。 △質疑続行 ◎志村恒次郎企画部長 栗原議員さんのご質問にお答えをいたします。 昭和56年度の決算審査の際、委員長さんから執行部に対しまして、具体的な要望といたしまして、まず第1点は昭和56年は水の問題がクローズアップされたけれども、わけても上水道の有収率の向上のための努力をされるように、これが1点でございます。それから2番目は、超過負担の解消について関係機関に強力に働きかけを行い、解消のため努力をするように。3点目は、杣殿処理場の超過勤務手当が多額に及んでいる現状をなくす努力をされたい。4番目が谷郷線の早期実現に努力されたい。この4点でございました。1点目につきましては水道部長から、2点目は企画部長がお答えいたします。それから3点目は衛生部長、4点目は市長から申し上げます。 まず、2点目の超過負担の解消の件につきまして、毎回の県の市長会等を通じて申し上げておるわけでございますけれども、一番最近ではことしの2月に全国市長会の関東支部総合に提案すべき議案といたしまして、まず一番最初に超過負担の軽減について提案をいたしておるわけでございます。内容につきましては、国庫補助負担基準改善措置については毎年度改善されているところであるが、実際の事務執行上なお単価基準、面積基準について、物価あるいは社会情勢等に即応しない面があると思われるので、さらに大幅な改善を行い、市町村の超過負担の軽減を図られたい。以上の件について、関東市長会に提案をしてございます。 ◎並木千之助水道部長 有収率の向上の関係につきまして申し上げます。 本件につきましては、工務課の維持管理係を中心といたしまして、有収率の向上に努めたわけでございますが、順を追って申し上げます。漏水を防止をいたしまして、有収率向上のために漏水調査委託料を280万円計上いたしまして、専門業者に委託をして大字小島、大字大麻生、大字川原明戸、大字久保島、大字新堀新田、大字武体、大字拾六間、大字三ヶ尻、大字新堀、大字御稜威ヶ原、美土里町の11地区を対象といたしまして、距離にしますと38キロメートルになりますが、漏水調査を実施いたしたわけでございます。漏水箇所88カ所を発見いたしまして、修繕の上漏水を防止をして有収率の向上に努めてまいりました。 それから、宅地内の漏水でありますが、その修繕は従来は水道使用者、すなわち市民皆様方の負担でこれを実施をしてまいりましたが、ややもするとその修繕を放置する傾向にございましたので、配水管の分岐点から量水器、メーターまでの漏水につきましては、市と市民皆様双方で費用負担を折半するということとしたわけであります。昭和57年度中の当該修繕件数は177件でございまして、有収率の向上に寄与したものと考えております。 なお、そのほか日常の漏水の事故でございますが、これは主として市民皆様からの通報により漏水の修繕を実施しておりますが、その都度申し上げました工務課の維持管理係とそれから市内の指定水道工事店365日通しまして、指定水道工事店当番制によりまして漏水の修繕をお願いしておりますが、その都度手当てをいたしまして有収率の向上に努めたわけであります。昭和56年度の有収率が77%であったわけでございますが、昭和57年度におきましては、1.2%上昇いたしまして78.2%になったわけでございます。 以上でございます。 ◎中山誠作衛生部長 第3点目の杣殿処理場の超過勤務手当につきまして、多額に及んでいるというような実情をなくす努力をせよというようなご指摘をいただいてあったわけでございますが、ご案内のようにし尿処理施設第一水光園の完成を見まして、これは昭和55年の10月1日から昭和57年12月20日までの工期で、3カ年継続事業で日量160キロリットルのし尿処理施設ができたわけでございますが、そのできた12月20日以降につきまして、実は昭和57年度についても、新施設の建設と旧施設の運転の両方が重なったというような事情もございました。それと新施設の移行に伴いまして、旧施設の稼働を行いながら新施設の運転方法への指導を受けるなど、いろいろ技術的な問題等もあり、極力時間外を少なくするよう努力をして話し合い等もしていたわけでございますが、業者の打ち合わせ等も中に挾みまして、昭和58年の4月1日から第2日曜日を投入していたわけでございますが、それを中止して職員も休ませるというようなことで、このような措置をしたわけでございますが、今後極力時間外を少なくするよう努力していくつもりでございますが、一応形としてはそういうようなことで、業者との投入の話し合いもつきましたし、現場に働く職員との語し合いもつきまして、そのような措置を講じて現在なっております。 以上でございます。 ◎増田敏男市長 谷郷線の早期実現についてどのようにその後取り組んでいるかとのお尋ねでございますが、谷郷線は申し上げるまでもなく県の関係の事業ということで現在進められております。そこで、1月には新井建設部長を、そして2月には私と副知事会談、関根副知事でありますが会談。そのような運びをとりながら今年度に入りましても125号バイパスの促進のための期成同盟会がございます。熊谷バイパスから行田市分にかけての問題でありますが、その総会の折にも、行田市が会場でございましたが、私みずから出まして県の担当者に125号バイパスが熊谷バイパスに接続しただけでは、仏つくって魂入れずであると、沿線住民の方々の、少なくも新幹線熊谷駅のことを考えれば、沿線の方々は来たいというから当然県が積極的に取り組んでいいのではないか。 同時に、現在熊谷女子高校の裏から始まっておる拡幅の工事は、何としても速度が遅い。したがって、途中に市街化区域との線引きの地点がありますが、上之地内であります。市街化区域内は国の都市局の予算と聞いておりますと。その上之市街化区域外の調整区域に属する熊谷バイパスの間です。この間については、道路局の予算が持ち込めないかというような具体的なことを出しまして、今日まで県と折衝を詰めております。 県の方といたしましては、行政改革等の関連もありますので、国と積極的な話し合いの展開をしながら、谷郷線の促進に向かってなお努力をしたいというのが基本の姿勢であります。そこで、私の方としては、当面熊谷女子高校の裏から上之に向かうあの地点の拡幅のための予算をもっとふやしてもらえないか。速度を早めてもらえないかというお願いと、同時に熊谷バイパスから逆に熊谷駅に向かって計画路線の上を用地買収に入ってもらえないか。2件で現在話を進めておるというのが現状でございます。今日までの経過を申し上げましたが、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ◆栗原真三郎議員 議案についても、これからまた委員会に付託がされて審議がされることになっておりますが、余り細かい点に触れるつもりはないのですけれども、初めに質問をいたしました調整手当の問題なのですけれども、どうも部長の答弁を聞いていますというと、非常に歯切れが悪いわけです。私は少なくとも市が提案をするわけですから、その提案の特に内容というのは8%を9%に引き上げるというだけですから、きわめて明快にわかります。でも、上げるあるいは上げなければならない理由、そういったものについては、非常に説明を聞いていましても理解がしにくい説明しかなされないわけなのです。 たとえば、熊谷市の調整手当というものを上げるという提案をしているわけですから、上げなければならない理由ということになれば、どこかと比較対象するなら比較対象しているところと高いとか低いとか、あるいは労働組合の要求があって、労働組合の要求にこちらが理論的な手中になるようなものがなくて、労働組合に押されて上げるとか、何か上げる理由というのがあると思うのですが、先ほどの話ですと、県内10市が9%を実施しているから熊谷市も上げなければならないというような形にとればとれるのですけれども、そういうようなことではなくて、賃金に対して深く考えるから上げなければならない。こういうような形で私は説明をすべきだと思うのです。 というのは、最近ではもう十分承知だと思うのですけれども、この種の問題については、非常に世論というものも従来と変わっているわけです。ですから、変わっている世論の中で引き上げるということになれば、市民にもなるほどと思わせるような形で上げるというのが、私はきわめて妥当だと思うのです。上げるという提案をしてくるからには、それなりのはっきりした理由があると思うのです。そういう理由というものを明確にすることによって、また明確にすれば市民にしたっていいとか悪いとか、こういう判断もできると思うのです。その辺について、できれば上げる理由というものを、もう一度一般市民でも十分にわかるような形で説明をしていただきたい。 それから、2点目の問題でありますけれども、不納欠損の問題も決算委員会においては、私が決算特別審査委員に任命をされた中でも、3年連続ぐらいでこれが決算委員会で問題になりました。その努力、市民課を中心にという努力でありますけれども、この委員会の中でもかなり指摘をされたわけなのです。 たとえば、熊谷市に在住をしておった人が、熊谷市外へ出ていくというような手続がされた場合には、市民課でやった場合には、各担当の部課へ5分か10分の間に連絡が行って、その担当部門によって不納、滞納、そういうものがある場合には、そこで支払っていってもらうというようなシステムというものを機械化するなり、あるいは人為的になり、そういう完璧な制度をつくるべきであろう。また、助役まで出てきて、そういうことを検討したいというような話もあったわけなのです。現在の努力をした結果、そういう状態になっているのか、この辺についてだけもう一度お願いしたい。 それから、3点目の決算の委員長報告で意見、要望が出されている問題でありますが、一応4点についてそれなりの努力がされたということで、私はこれについては、また委員会付託になって審議がされるわけですから、深入りはいたしませんけれども、さらに特に見解を求めておきたいのは、一般質問であるとか議案審議であるとかというところでのわれわれの意見というのは、1人の議員の意見なり要望なりになるわけなのです。ところが、決算委員会というのは、特別委員会が審査をして、その総意の上に立って執行側に対して意見と要望という形で、言うなれば定義づけられた形でまとめられるわけです。それがこの36人の本会議で承認をされて、これは執行部に対して要望すべきものだという形で本会議で決めるわけです。ですから、36分の1の議員が出したものとはおのずと内容が違ってくるわけです。 ですから、私はそういう決算委員会の審査の結果出てきた意見や要望に対しては、執行側も三権分立の論議をするまでもなく、対等の立場の者が対等の立場の者に出したわけですから、定義づけて、決算の議案を説明をするときに、1行ぐらい昨年の決算委員会においてこういう指摘があったけれども、それに対してはこういうことがあったというくらいのことを、提案説明の中でも一言ぐらい言うのが私は筋ではないだろうかという考え方もあるのですけれども、そのあたりに対する見解、一つ一つについては見解があればお聞かせいただきたいと思います。 ◎上野正男総務部長 第1点の調整手当の問題について再質問にお答えいたします。 先ほど市長がご答弁しましたとおり、他市の10市の9%の状況、さらに県内各市の給与の状態を本市の状態につきましては、やはり中位でございますので、ある程度の手当の上昇を、アップをお願いするわけでございまして、もう一度言いますと、やはり他市の状況を見まして、本市の調整手当の改正をお願いするものでございます。 それから、二つ目の不納欠損の関係でございますが、ご指摘のとおり市民課を主体にいたしまして、収税課と特に転出者につきましては、いままでの滞納の納入並びに確約等いたして転出しておりますので、十分機能をご指摘のとおり果たしていると思っております。 ◎増田敏男市長 決算委員会の指摘に対する見解はどうかというお尋ねでございますが、すでにご質問の中で栗原議員さんから述べられておるとおり、決算委員会の指摘というものは、それが議会で可決をされ、したがって議会の意思という受けとめで私どもは受けとめております。そして同時にそれを体して予算の編成、それから毎日の行政執行にということで取り組んでおります。いろいろとご指摘をいただく点が多々あるかと思いますが、一つ一つ解決に向けて努力をしながらご質問の趣旨にこたえていきたいと、このように考えますのでご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ◆野口康男議員 先ほども出たのですけれども、議案第100号と議案第101号の件なのですけれども、16ページに、最後のところに「損害額を賠償したいのでこの案を提出するものであります。」と書いてありますけれども、さっき河西議員からお話があったとおり、このときに、案を出すときに相手方の損害額とか自車の損害額、それから過失の割合、そしてまたできれば事故の見取り図、たとえば道路の幅員とか進行方向、道路標識、そういったものがわかれば、一緒に出していただければいいと思うのです。万が一のためですから、余りこういうことがあってはいけないと思うのですけれども、現実はあり得ると思いますので、できれば議案を出すときにそういったものがわかれば、また一々いろんなことをどっちがどうだとか、損害額がどうだということで質問しなくても済むと思いますので、できるだけそういうことでお願いしたいと思います。 もう一点が№8の29ページです。前半と後半がありまして、後半の分の集計表の方です。この中に昭和57年度各会計別節区分集計表というのがありますけれども、この中で交通災害共済特別会計というのがあります。その中で6月の定例会でも河西議員の方からいろんな話がありましたけれども、端的に言いますと、節別が19のところに支払った金額が、支払った見舞金が2,091万円払っていると、率としては59.92とこう書いてあります。約6割なのですけれども、私はこれを見るまでは、8割ぐらいは市民の方に何かあったときに払っているのではないかと、そう思っていたのです。 どうしてかといいますと、まずこの募集方法は各自治会とか、またPTAの方で、学校の方でやっているということで、経費もほとんどかかっていませんし、やはり効率的にやっているということで、60%ではなくて80%ぐらいはこれでてん補しているのではないかと、このような気持ちでいたのです。もし仮にこれを80%ぐらいまで努力して払えるとすれば、あと30万円ぐらい、いま100万円ですけれども、あと30%ぐらいよけいに払える、そういう計算になると思うのですけれども、そういうことで数字を合わせればいいというのではないのですけれども、やはりもっと経費を圧縮して、そして少しでもよけいに見舞金として払った方がいいのではないかと思うのです。そういうことで、この件についてよろしくお願いします。答えていただいて、たとえば図面については、今回ではなくてこの次からでいいと思うのですけれども、この辺をお答えいただきたいと思います。 ○大島徳四郎議長 暫時休憩します。          午後 4時59分  休 憩          午後 5時06分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △質疑続行 ◎上野正男総務部長 議案第100号、議案第101号についてお答えいたします。 損害賠償並びに和解についての参考資料の作成につきましては、今後研究をさせていただきたいと思いますので、ご了承くださるようお願いしたいと思います。 ◎芝崎光利公害安全課長 交通災害共済についてのお尋ねにお答え申し上げます。 交通災害共済につきましては、人件費分につきましては一般会計から繰り入れて予算を編成しております。昨年の昭和57年度の共済掛金の収入と見舞金の支出の関係を見ますと、収入につきましては2,416万1,050円という数字でございます。それに対しまして、共済見舞金の方の支出でございますけれども2,091万円支出しております。この構成比で見ますと、支出が60%を割っている数字になっておりますが、人件費分を一般会計から繰り入れておりますので、こういう形になっております。見舞金の改定につきましては、今後のこととして研究してまいりたいと思いますので、ご了承いただきたいと思います。 以上でございます。 ◆野口康男議員 わかりました。ただ、給料・職員手当等及び共済費が33%ぐらいになっていますけれども、この辺も今後努力をして圧縮できればいいと思いますけれども、よろしくお願いします。 ◆山田胤雄議員 3点お尋ねをいたします。 最初は、№1の決算書の中で3ページの寄附金がありますけれども、予算を超えて調定をやりますが、予算を超えて調定してある部分について、出納整理期間に調定がされているようでありますけれども、出納整理期間、4月、5月で調定をした寄附金についてはどういうものであったか、お伺いをします。 それから、繰入金ですけれども、この繰入金については昭和57年度は3月に減額補正がされておりますけれども、実際には例月出納検査報告書を見ますと、1月までにすでに財政調整基金が取り崩しをされておりますけれども、すでにお金は一般会計に入ってしまって使ってしまったお金を減額補正をして、また出納閉鎖期の5月に財政調整基金に戻しているわけでありますけれども、それらについて、入ってしまったお金をまた戻すと、戻した理由、減額補正をしましたから議会に提案をされたわけですけれども、減額した理由、それから一たん入ってしまってお金を最後に戻す、その理由について。 それから、支払利息の中で昭和57年度一時借入金が8億円だったですかありましたけれども、この利息を払っているわけでありますが、現金の出し入れを見てみますと、2月に約4億円借りていまして、これ2月には不足をして借りているということわかるのですけれども、また3月に4億円借りております3月の歳入と歳出を単純に比べてみますと、7億8,000万円ばかり歳入の方が多いように見受けられますけれども、3月にさらに借りなければならなかった理由について答弁いただきたいと思います。 以上、3点です。 ○大島徳四郎議長 暫時休憩いたします。          午後 5時12分  休 憩          午後 5時52分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △会議時間の延長 ○大島徳四郎議長 この際、お諮りいたします。 午後7時まで時間延長したいと存じますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○大島徳四郎議長 ご異議なしと認めます。 よって、午後7時まで時間延長することに決しました。 △質疑続行 ◎志村恒次郎企画部長 山田議員さんのご質問にお答えをいたします。 1点目といたしまして、寄附金の関係でございますが、4月、5月の出納整理期間中に調定はしたけれども、どういう理由かというお尋ねでございますが、いま休憩をいただきまして調べたわけでございますが、側溝、排水路等の地元の寄附金。それから、もう一点は熊谷駅の壁画の寄附金でございまして、どちらも昭和57年度の予算に寄附金として予算計上されておりますので、本来ならば3月の末までの間に調定をすべきでございますが、万一寄附金が入らない場合には、寄附金の歳入欠陥ということが生じますので、現実に寄附を受け入れた段階で調定をしておりますので、出納整理期間中に調定増という現象が出てくるわけでございます。この辺につきましては、今後十分検討をしてみたいと思っております。 もう一点の繰入金の関係でございますが、例月出納検査の結果で1月に財政調整基金の繰り入れをしておるわけでございますが、3月の議会で2億5,000万円の減額をお願いしたわけですけれども、そのことにつきましてはレートの伸びがありましたので、財政調整基金を2億5,000万円減額をしても収支賄えるという見込みが立ちましたので、3月に減額をしたわけでございます。 一方、現金の方の管理につきましては、一般会計特別会計あわせまして経理をやっておりますので、総務の運用の関係で生じるわけでございますが、もう一点は年度末に事業の関係の起債を受けるわけでございますけれども、起債の借り入れは実際には5月の末になって政府資金、縁故債とも借り入れをするわけでございますが、政府資金にいたしましても、長期債になりますと7.3%でございます。それから、銀行の縁故債ですと7.7%ですか、一時借入金につきましては、埼玉銀行で6%で貸していただけますので、支払利息をなるべく少なくするために、ぎりぎりまで一時借入金で操作をいたしまして、出納閉鎖直前になりまして起債を借りる関係ありますので、現金の経理の面から見ますと、そういう状況が生じるわけでございますので、ご了承をいただきたいと思います。 以上です。 ◆山田胤雄議員 お答えいただきました寄附金のことにつきまして、昭和57年度に計画をしてあります側溝の関係と壁画の関係という、壁画の関係については寄附金をもらってから調定するということで了解をいたします。側溝につきましては、最初から幾ら寄附をしなければならないということは決まっておりますので、この点については、3月それをやるということが決まった時点で調定をやってもいいのではないかと思います。これにつきましては、若干質問したいこともありますけれども、建設常任委員会の方にも関連をいたしますので、委員会でお尋ねをしたいと思います。 それから、繰入金で税収の伸びが見込まれたので、減額補正をしたというふうなことでございますけれども、この点については了解いたしますけれども、3月の補正を組む時点で税収の伸びが見込まれたと、それはわかります。ただもう一つ歳入の大きな部分を占めるもので地方交付税がありますけれども、地方交付税もかなり後になって多く入ってきた。予算を超えて調定がされておりますけれども、地方交付税が3月の補正予算に幾ら入るということが見込めなかったのだと思います。多分、特別交付税だと思いますけれども、もし特別交付税がもう少し少なくなっていたとしたら、これ2億5,000万円財政調整基金に戻してしまうと足りなくなってしまうということができてくる。この地方交付税については、予算編成の時点、3月の補正予算を組む時点で、ある程度見込みは立っていたのかどうか。立っていたけれども3月の補正には組まなかったと。これ関連がありますので、この点お尋ねいたします。 ◎志村恒次郎企画部長 ご質問のように、地方交付税の特別交付税ですけれども、決定が3月の末にならないとわかってまいりませんので、地方交付税決定後の災害その他特殊の財政事情が生じた場合ということになっておりますので、3月の予算編成の段階では、特別交付税につきましては事前に要請はいたしますけれども、いろんな状況を加味して決定をされます関係で、予算編成のときにはわからないわけでございますので、現実には、大概前年度よりは減ることはないだろうという予想はしますけれども、その辺確定をいたしませんので、現実に調定をされる、処理済みになるものと、予算編成の時点で見込んだものとは差が出てくるわけでございます。いずれにいたしましても、なるべく確実な数字ということで、歳入は予算の場合には見積もります関係がありますので、若干そういう点が出るだろうと思います。 ご了承を願います。 ◆山田胤雄議員 地方交付税のこと、特別交付税なのですけれども、確定するのは3月末、正確な数字がわかるのは3月末なのですが、これを見ますと約1億円予算よりふえているわけです。ということは、ある程度これがわからないと、2億5,000万円の減額補正ができないのではないかと、そういう感じがいたしますので、この特別交付税もある程度大体幾らぐらいというのは前もってつかめるのかどうか、つかめていたのかどうか。決定はしなくても7,000万~8,000万円ぐらいは入ってくるのではないかというような感じはつかめるのかどうか。特別交付税の内示みたいなのはないわけですよね。その辺の感触がつかめたのでこういう形をとったのかどうか。 ◎志村恒次郎企画部長 先ほどもお答え申し上げましたように、3月に財政調整基金2億5,000万円減額をいたしましたのは、税収の伸びがその程度は期待できるであろうという見込みが立ちましたので、特別交付税の方は考えないで減額をしたわけでございます。 ◆原田徹議員 №12の水道事業会計の補正予算についてお尋ねをいたします。 16ページの資本的支出でございますが、今度の補正で五億五千八百何万円か出ておるわけでありますけれども、昭和59年7月の県水の一部導入に関連しての工事だろう、そういうように思いますけれども、この工事請負費の内容について、概略で結構ですからご説明をいただきたい。これが1点であります。 また、第2点は県水導入に関しまして、今後見込まれる工事がすでにわかっていると思いますけれども、予算的にまたはどういう工事をしなくてはならないか、この点についてもご説明をいただきたいと思います。 なお、そういう一連の工事の中で、今回これだけを補正で上げてきたという理由についてお尋ねをしたい。これが3点目であります。 なお、4点目はいろいろ工事の時期的なものがあろうかと思いますけれども、こういう一部の補正で、工事の手順に間違いなく県水の導入までに工事が完成するのかどうか。その見込みについてもお伺いをしたいと思います。 以上です。 ◎並木千之助水道部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 16ページの建設改良費の中で、1目の浄水場建設費、既決予定額が5億円で、補正予定額が1億2,368万5,000円、その下の2目配水設備拡張費で既決予定額が8,597万1,000円、補正予定額が4億3,456万3,000円と、合わせまして5億5,824万8,000円というふうに補正予算の増額をお願いするわけでありますが、初めに説明の順序といたしまして、2目の配水設備拡張費、7節の工事請負費のうちの説明欄で、配水管布設工事費4億3,388万円から申し上げます。 この配水管布設工事につきましては、配水区域の拡大あるいは水道の水圧の水量の不足、あるいはまた県水導入に伴います配水管、導水管等の布設等でございます。全部で本数にいたしますと16本あるわけでございますが、具体的に申し上げます。戸出地内配水管布設工事、ダクタイル鋳鉄管、以下全部鋳鉄管と申しますが、ダクタイルという字句を省略させていただきます。75ミリの口径で長さが300メートル、これは390万円。次に、吉岡、万吉地内の配水管布設で、鋳鉄管で口径が150ミリ、長さが200メートル、1,320万円。柿沼、代地内の配水管布設で、鋳鉄管、75ミリの口径で長さが208メートル、395万円。久下東部の区画整理地内で、ダクタイル鋳鉄管で口径が200ミリ、長さが800メートルで3,142万円。同じく久下の区画整理地内で、鋳鉄管の口径150ミリ、長さが1,300メートル、3,250万円。東別府地内の配水管布設工事で、鋳鉄管、口径150ミリ、長さが70メートル、金額が175万円。箱田土地区画整理地内で、鋳鉄管、口径が75ミリ、長さが667メートル、873万4,000円。それから、なおそれに同じ地内でありますが、ダクタイル鋳鉄管の口径が100ミリで長さが240メートル、357万6,000円。万吉地内の配水管布設でございますが、口径が100ミリの長さが850メートル、1,190万円。吉岡地区の配水管布設、鋳鉄管で口径200ミリ、長さが600メートル、1,686万円。なお同地区で、口径が250ミリ、長さが400メートル、1,314万円。それから県道熊谷館林線ですが、これは鋳鉄管で100ミリと150ミリの口径で長さが900メートル、2,250万円。中条地内の配水管で、口径が75ミリ、長さが195メートル、388万円。三尻小学校の東ですが、鋳鉄管で口径が75ミリ、長さが90メートル、180万円。大麻生の中郷地内ですが、口径が100ミリ、長さが115メートル、295万円。それから、楊井地内のこれは県水導入に関係ある導水管の布設ですが、第1工区と第2工区に分かれておりまして、第1工区の方が300ミリで長さが820メートル、4,565万円。それから第2工区が、鋳鉄管で300ミリ、長さが1,023メートル、4,167万円。合わせまして8,732万円になるわけですが、その次にこれも県水導入に附帯した工事でございますが、原島、石原地内の送水管布設工事で、口径が350ミリと400ミリになるわけですが、距離にいたしまして1,742メートル、金額にして1億8,450万円。合わせまして4億4,388万円になるわけですが、当初予算で1,000万円組んでありますので、今回補正を配水管布設工事費として4億3,388万円お願いするわけであります。 次に、1節の工事請負費の1億2,368万5,000円について申し上げます。ご質問にありましたように、県水導入に伴います各浄水場の整備工事費になるわけですが、具体的に申し上げますと、東部浄水場の関係につきましては、県水受水の流量計の周り配管2,748万5,000円。県水の流入管1,438万円。それから、県水散布リングポンプ設備829万円。それから、県水の流量計の室の築造ですが600万円。それから電気計装設備、これは細かく申し上げるといろいろと項目にわたってあるのですが、電気計装設備の合計が2,768万円。それから、無停電の電源設備の施設でありますが、これが2,247万円。合わせまして、東部浄水場の方では1億1,019万5,000円というふうに相なるわけであります。 それから、吉岡の浄水場の関係でありますが、導入施設といたしまして、これは部屋をつくるわけです。RCづくり、鉄筋コンクリートの浄水施設の室をつくるわけですが116万円。それから、浄水施設でありますが、これは851万円。それから、配水の施設でありますが、これも内容は細かく申し上げますと相当細かくなりますので、これらの配水施設の計が2,868万円。これは、配水施設というのは電気計装設備のことであります。合計いたしまして、吉岡浄水場につきましては3,835万円という数字になります。 それから、その次にこれも県水受水のための工事でありますが、吉岡の配水場の施設工事費、導水施設、これが1,292万円。浄水施設につきましては1,165万円。それから電気計装設備につきましては、これも項目を挙げると細かくなりますので計だけ申し上げますが、電気計装設備につきましては2億392万円。そのほかに排水、排水は下水排水の「排水」、手へんに非ずというふうな排水でございますが、その工事が850万円。それから附帯施設といたしまして、いろいろと場内の盛り土あるいは場内の舗装、擁壁の築造、門扉、外柵等があるのですが、附帯設備として4,002万円。なお、場内の配管と同附帯工事、これはいろいろ配水場内に配水管等、あるいはまた電気の一部計装設備等も含まれるわけですが、これが4,052万円。それから、なお場外の配管がございますが、これが2,729万円というふうになります。吉岡配水場につきましては4億7,365万円というふうになります。 冒頭申し上げました東部浄水場並びに吉岡の配水場、吉岡の浄水場、この三つを合計しますと6億2,219万5,000円というふうに相なるわけでございます。そして、当初既決予定額が5億円ありまして、その5億円のうち149万円だけ執行済みであります。これは吉岡配水場内の土砂運搬費に使った149万円でありますが、6億2,219万5,000円から使いました149万円をプラスしますと6億2,368万5,000円というふうになるわけでございますが、当初予算で5億円計上されてありますので、1億2,368万5,000円の補正をお願いするというふうに相なるわけであります。 そういたしまして、吉岡の配水場の関係につきましては、この4億7,365万円をもちまして来年の7月から県水が入ってきますが、この施設を全部完備するというふうに計画されております。なお、東部の浄水場につきましては、この1億1,019万5,000円これをもちまして来年の7月の県水導入をし、なお引き続き次年度以降、すなわち昭和59年度以降工事をやりたいというふうに考えております。 なお、工事の手順等の関係あるいは時期等の関係、このこと等につきましては十分慎重に計画をし、実施をしてまいりまして、手順あるいは時期等そごのないようにこの工事を実施をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆原田徹議員 補正予算に計上されました工事の内容については、非常に細かくご説明していただきましてありがとうございました。委員会でこれはもっと詰めていただきたいと思うのですが、私の質問の趣旨は、昭和59年の7月県水の導入を目途にいろんな工事をしなければならない。すでにこれは予定されているであろう。その中で、今回の補正でこの部分だけを上げてきた。そうすると、総体の中の工事費ではどのくらいになるのか。もしくは、手順からすると、現在の補正予算に上げたのは事前にやらなくてはならないところで、残りはこういう工事なので後に回すというような総枠の説明をいただきたかったのであります。 なお、いまの説明の中で昭和59年以降というようなお話がありましたけれども、果たして昭和59年の7月に一応県水の導入時期が目途されておる中で、これで間に合うのかどうか。もしくは、支障なく行けるのかどうかという心配があるわけであります。そういう中で、今回この部分だけを補正として上げてきた理由についてもお尋ねをしたいのですが、非常に大ざっぱで結構であります。ですから、どういう工事が見込まれて、その中で補正を上げたのはこれだけです。残りの工事はこういう形で、こういう手順でやってまいりますというような形の説明で結構ですが、もう一度概要的にお願いをしたいと思います。 ◎並木千之助水道部長 再度のご質問につきまして、一部私の方で答弁漏れがありましたことをおわび申し上げます。 初めに、今後の工事費の見込みといいますか、その関係について申し上げますと、先ほど申し上げましたとおり、吉岡浄水場につきましては、今回の補正でもって全部県水導入に対する工事は整備をされるというふうなことで計画を立てております。それから、東部の浄水場につきましては、申し上げましたとおり、昭和59年度以降必要予算を計上してまいる考えでおりますが、計画概算といたしますと、なお約22億円ぐらいかかるであろうということであります。それから、西部の浄配水場につきましては、これも計画的でありますが約6億円かかるということであります。合わせて28億円ぐらい、合計いたしますと昭和59年度以降県水導入のための工事費が見込まれるであろうというふうに考えております。 なお、県水導入の水量でありますが、これはまだ決定はされておりませんけれども、県の企業局の方の計画といたしますと、昭和59年度熊谷市に受水する量は大体7,400トンであるということであります。熊谷市といたしますと、この7,400トンを東部浄水場へ6,000トン、それから吉岡浄水場へ1,400トン受水したいというふうに一応計画をしております。この6,000トンと1,400トンの関係でありますが、このことにつきましては、ただいま申し上げましたとおり、浄水場の整備費、工事請負費、これらの増額補正をお認めを願いまして、来年の7月の県水受水までにすべて整備をいたしまして、その間工事の手順あるいはまた工期のおくれ、そういうもののないように十分に計画に基づく実施を着実にしてまいりまして、先ほども申し上げましたとおり、誤りのない、そごのない県水受水の体制を確立していきたいというふうに考えております。 ◆原田徹議員 概略わかりました。ただ、いまの答弁の中で、昭和59年のいわゆる県水導入までに東部浄水場、東部が約22億円の工事費がかかる予定だと、そしていまの部長の話の中ですと、昭和59年度以降予算を認めていただいて云々と言われました。これで22億円の工事が、昭和59年の7月を目途とする県水導入に果たして間に合うだろうかなという心配があるわけです。工事金額からして大変工事の期間もかかるであろう工事ではなかろうかなと思うわけですけれども、その点については心配がないのかどうか。また、いまの答弁の昭和59年度以降の予算で大丈夫なのかどうか。その2点だけを確認したいのですが、お願いします。 ◎並木千之助水道部長 申し上げましたとおり、県水の受水量でございますが、昭和59年度はこれはあくまでも予定でございますけれども、東部浄水場が6,000トン、それから吉岡浄水場につきましては1,400トンというふうなことになるわけでして、このトン数に対応する、特に東部浄水場の関係でございますが、対応できる施設を築造、整備をするということであります。吉岡浄水場につきましては、これは将来にわたりましてこの4億7,365万円をもちまして、すべて浄水場の整備を終了するということになりまして、来年の7月期の県水受水には、万全を期してこの工事の執行に当たっていきたいというふうに考えております。 なお、約22億円かかるということで、昭和59年度以降の予算計上の関係ですが、ご心配をなされたご質問でございますが、工期イコール工事の内容でございますが、対しまして工事費の関係になりますが、いろいろと考究いたしますと、やはり継続費を組みまして単年度でなく、これもいまのところ決定はしておりませんが、大体2カ年ぐらいの継続費をもちまして、この工事の施工をしてまいりたいというふうに考えております。そういうことでございまして、冒頭申し上げましたとおり、来年の7月に受水されます県水の導入、これに対しましては、今回の補正予算によりまして事業を進めるということであります。 なお、申しおくれて恐縮でございますが、吉岡配水場の関係につきましては、先般既決予定額の5億円をもちまして、工事の一部発注をしているというふうな状況でありますので、あわせてご了解をいただきたいと思います。 ◆高橋広良議員 いまの問題に関連したことでお聞きいたします。 昭和59年度以降に県水導入はやっていくと、二十何億円かけて。1億1,000万円程度で東部浄水場をやっていくと。そうしますと、過去におきまして、これの実施計画か何かで予算計上したことがあろうかと思うわけです。大変な金額で予算に計上したと、調べてみなくてはわかりませんけれども、計上したのではないか。実施計画に設計。それと、これをするためには、既存の東部の浄水場の施設を活用して暫定的に7,400トンを受け入れるか、それをお聞きします。 ◎並木千之助水道部長 初めのご質問の関係でございますが、継続費等に附帯しましたご質問でございますが、このことにつきましては、昭和58年3月の定例会におきまして、議案第30号といたしましては本市水道事業会計補正予算(第3号)で、継続費の補正をお認めをいただいたわけであります。その継続費の一連の内容を申し上げますと、資本的支出といたしまして建設改良費、事業名が東部浄水場の施設整備事業と吉岡配水場の建設事業ということで、昭和57年度と昭和58年度継続で浄配水場の合計金額23億9,321万9,000円、これを2カ年に振り分けまして継続費を組んだわけでございますが、申し上げましたとおり、昭和58年3月の定例会時議案第30号といたしまして、それを継続費を何といいますか、総額といいますか、その金額をゼロにお認めをいただいております。なお、このことにつきましては、決算の方の書類の方にも登載はしてございます。 それから、その次のご質問の県水受水に伴います工事の施設の関係でございますが、既存の施設を活用するのかどうかというご質問でございますが、このことにつきましては、施設等を十分活用するということで、できるものにつきましては活用するということでございますので、ご了承をいただきたいと思います。 ◆高橋広良議員 県水導入につきまして、既設の東部は施設を利用すると。そうすると、今度県水が入ってまいりますと、脱炭酸の施設は必要なくなると思いますが、これは過去におきまして、四国ですか、行きまして、多額な4億円ぐらいだと思ったですね、金額をかけて、議長もこれよく知っているわけです。これをしなければいかぬと、急遽脱炭酸のことにつきまして議会で視察して、4億円ぐらいかかったと思うのですが、この設備をしたわけです。県水導入いたしますと、この貴重な施設は活用しなくも済むか、活用をしていくか、これをお聞かせ願いたい。 さっきの話で継続費がどうのこうのと言ったけれども、私の記憶違いで、実施設計をこれは委託をしたかしないかを私は聞いたわけなので、しなければしないで結構なのです。してあればしてあったとお答え願いたい。それと、いま申し上げたのは、約4億円かけました脱炭酸のこの施設は私はどうなるか。4億円貴重なものをかけたのがどうなるか、それをお聞きします。 ◎並木千之助水道部長 県水導入に伴います本市の受水量でありますが、これも先ほど申し上げましたとおり、あくまでもまだ決定でなくこのくらいであろうという予定でございますが、昭和59年度につきましては7,400トン、昭和60年度につきましては1万1,700トン、それから昭和61年度につきましては2万1,000トンということで、県の方からこの数値が提示されております。このうちで、熊谷市の配水の関係でございますけれども、総体の熊谷市の配水量でございますが、これを100といたしますと、将来にわたりまして、現時点では県の方とのこれはまだ協議書まではいきませんけれども、一応の話し合いがついたわけでございますけれども、熊谷市全体の水道の使用量、配水量を100といたしますと、そのうち将来にわたりまして県水は60、それから市水につきましては40というふうな割合で、市民の日常生活の水道を賄うというふうになるわけであります。したがいまして、市水40ということでありますので、東部浄水場につきましては、既設の市水井を使いまして、この40%に対応してまいりたいという考えであります。したがいまして、ご質問のありました脱炭酸装置で、あの施設でございますが、将来にわたりまして活用するという考えであります。 それから、その次のご質問の実施設計でございますが、これは実施設計は委託してあったわけであります。 ◆高橋広良議員 最後は水道関係の委員会の方へ詳細にご調査願うわけですが、実施設計は約1億円だったですね、これ忘れていたのだけれども。それと、いま言われました7,400トンや何かについては、過日市長の方から全員協議会ですか、水道のことにつきまして2万7,000トンから3万1,000トン、昭和60年には3万4,000トンから3万9,000トン。そのうち、市長から話がありまして、何とか3分の1で当初はおさめて逐次ふやしていくという報告は受けているので、大体そのトン数につきましては7,400トンぐらいであろうということは理解しております。ただし、なぜ実施設計を委託してでき上がっておって、昭和59年度以降に本格的な県水導入の工事を行うのか。そこに私は疑念を持つわけです。余りにも計画が粗略ではないかと。 それといま一つ、脱炭酸の用途につきましては、いわゆる熊谷市が井戸からくみ上げておる水であるから、脱炭酸を使っていくわけです。それと県水とうまく兼ね合いましてやっていくわけです。特に、この前行田市の浄水場を見学いたしまして、10万トンの貯水槽を四つ40万トン、これを見てきたわけです。大変な工事である。それで、あわせて先ほど原田徹議員が聞きたかったのは、どのような計画で県水を計画導入するのだと、その説明は一つもなされておらない。こういう計画で最終的にはこういうふうな計画であって、そして逐次こういうもので仕事を進めていくという説明がなかったわけです。だからチンプンカンプンなのです、聞いているの。熊谷市は最終どういうふうな浄水場ができるのだと。行田市の県水のところにおいては、あのような規模のものをやっておるわけです、日量40万トンを。そうすると、最終的には熊谷市は約1割の施設になるわけです。県水のあれからいくというと、昭和60年では最高3万9,000トンを受け入れるなんていう約束があったわけですから、それから推していくというと、約10分の1の施設をつくっていくのだと。そういうふうに私たちはあそこの施設を見たときに思ったわけです。そうすると、絵姿が一つも説明がないのです。ただ県水を導入するのだと、そして22億円と6億円あと昭和59年度以降に使うのだと。絵姿が一つも説明されていないわけです。ただ、平たんなところへ水持ってきて、それを分水すればいいのか。専門的な方なのですから、絵姿を議員に知らせていただきたいと思うのです、絵姿を。最終的にはこういう絵姿になるのだと。 まして、実施設計が委託してでき上がっているということをいま答弁されたわけです。いまだかつてその絵姿の設計ができ上がっても、議会には説明がないわけです。なくて口先だけでどうするこうすると言っているわけなのです。はなはだ私は遺憾だと思うのです。委託してあるならば、恐らく絵姿はできているわけです。36人の議員もその絵姿は、最終的な県水導入すれば熊谷市は万全を期せられるわけですから、絵姿ぐらいは知らせてもらうのが普通ではないかと思うのです。ここに36人おりますけれども、県水導入について先ほどの部長の説明で理解された方が、私は一人もいないと思うのです。恐らくいないと思うのです。そういう説明で親切だかどうか、改めて説明をし直しを要求します。 ◎増田敏男市長 私の方から基本的な関係についてお答えを申し上げます。 県水導入に対しまして、本市水道事業に対します大変なご配慮いろいろと、しかもご心配まで煩わしておることに心から申しわけないと思います。そこで、早速でございますが、実施設計については、基本的に実施設計に沿うて工事をやっていくのだという方針で進めております。絵姿等の関係に対しましては、確かにご指摘の点等もございますので、実施設計自体の見直しを私から命じてございますが、ほどなくそれらも終わると思いますので、おおむね実施設計に沿うて歩む基本の方針が決まっておりますので、機会をとらえてご指摘のように発表させていただきたいと思います。 それから、県水の導入に当たって、まず市民の方々が水に困ってはいけない。良質な水が供給されなければいけない。そして、単価ができるだけ安くなければいけない等々を実は考えまして、県水の導入に対する今日まで市と県のかかわり合いの整理をみずから取り組んだわけであります。そこで、県水導入を約束どおり一度にしていくと大変な料金へのはね返りがあると、これは極力抑えたい。できるだけ買う量を減らし、単価が安くなるようにというような交渉をしながら今日に至っております。先ほどご答弁申し上げましたように、量と単価の決定はこれからになっていくと思います。それから正式の県との言うなれば話し合いということに運ばれていくと思います。 先ほど来部長が答えております数字は、おおむねの県からの数字でありまして、そのおおむねの数字を基本に来年夏県水導入が約束づけられておりますので、その導入には間に合わせなければいけないということで取り組みを開始をしてございます。 基本的な考え方を申し上げますと、一度に借入金を起こして一度に工事を完成して、そしてりっぱなものを施設をつくって県水の導入に入るべきか。あるいはまた、必要に応じて工事をやっていって、できるだけ料金へのはね返りを、言うなれば利子がかかってまいりますので、はね返りを安くもっていくべきか。この辺は大変苦慮いたしましたが、私としては後者を選びました。したがいまして、市民への負担をできるだけ軽くする。そして、県水の導入には落ちがないように、そして将来の本市の水需要が万全であるようにというようなことから、水道部長以下職員に指示が出してあるところであります。先ほど申し上げましたように、その方向づけと結論はおおむね実施設計どおりに運ばれると。一口に第4期拡張事業と申しておりますが、50億円前後の総額で予算がかかるのではないかな、何とか安くならないかというので、実は検討を再度命じて今日に至っておるところであります。 それから、脱炭酸装置の関係が出ましたが、これはまだ確定をしたわけではありませんけれども、本市は幸いに地下資源としての水がございます。したがって、将来を展望したときに県水の導入の量と地下水からくみ上げるその量とが、どういう比率が一番いいのかなというような配慮をしながら、でき得るだけただである、いま現在ただであります。将来どうなるかわかりませんけれども、現在ただである地下水をくみ上げながら、今度は買う県水、これと調和を図りながらできるだけ負担を安くしていきたい、こういうことで取り組んでおります。まだ将来的に県水が何分の幾つで、地下水が何分の幾つで、そういう形で水需要の決定はするのだという発言をするまでには残念ながら至っておりませんが、そのようなことも頭の中に置きながら法で、あるいはまたいろいろ許されるならば、地下水の活用も当然考えて対応していきたいというのが基本の姿勢でございます。 いずれにいたしましても、大変ご心労を煩わして恐縮でございますが、水問題、特に水道問題にとりましては、大変な時期が本市にもまいりました。ここ何年かの間が県水導入を完全にする。同時に、将来のために第4期拡張事業を仕上げるというような過渡期にあると、このように実は私自身も真剣に受けとめております。ご質問の背景にありますご指摘等も十分考えさせていただきまして、これからの処理に万全を尽くしてまいりたいと考えておりますので、ご了承をいただきたいと思います。 以上です。 ◆高橋広良議員 私は先ほども申し上げましたとおり、吉岡浄水場についても一番最終なものをやるわけなので、ですから私は根本的な構想のもとで一つ一つやってくるわけだから、その構想を議会に出さなければ一番手足の末端の仕事が理解できないわけです。そこを私は言ったわけなのです。同じ説明されるのでもどこが中心になってこのようなものができて、そのための吉岡の浄水であり東部であり西部であると。ただ、仕事でどこどこが16カ所云々というよりも、やっぱり根本的なものを知らせて理解して議会に知らしめて、それから仕事が一つ一つでき上がって最後に完成というふうになるのではないかと思うのです。そのためには、骨子をよくわれわれにも理解するような説明をお願いしたいと。 以上で終わります。 ◆原田雅夫議員 3点ほど聞いておきたいのですが、一つは昭和57年度の熊谷市水道事業会計決算の意見書の中で、結びということで監査委員の報告が出ておりますけれども、一つはいま原田徹議員、それから高橋議員それぞれ質疑がありました県水の導入の問題で、私が前のときに一般質問をして荒川の表流水の扱いについて、水利権のこの使用料を払っていると。この使用料については、市長の答弁によってプロジェクトチーム等をつくり、具体的に扱いについてきちんと決めたいという答弁を一般質問でいただいているわけなのですが、いまの質疑を聞いておりますと、無料の地下水とそれから県水との話は触れられて、高橋議員さんの方にも報告あったようですけれども、表流水の毎秒0.5トンの関係については一言も触れなかったという部分について、一つは市長の方に、表流水は全く放棄してしまって考え方がなかったのかどうか。もう一回将来の考え方をいま含めて話があったわけなので、扱いを聞いておきたいと思います。 監査委員の方に聞きたいのは、こういうような重要な県水を普及する場合に、市民の負担が上がるということで、非常に困るという配慮が前々から議会の中でもあったわけでありますけれども、そういう面からこの表流水の扱いについて、それに伴う負担金の扱いについてどうして監査の対象、特にこの具体的な内容について触れなかったか。その点について、監査の方針について経費の節減に努めてというものの中でありながら、そういう経費を年800万円でしたか、ちょっと忘れましたけれどもその程度の費用を払っているということで、今後まだ払わなくてはならないという部分について、監査の指摘等がありませんけれども、考え方、どうして入れなかったか、あるいは調査等どの程度やったか、考え方を聞いておきたいと思います。 それから、監査の意見書の№8の関係をあわせて聞きたいのですが、熊谷市の監査委員の監査規定の中に監査方針が具体的に出されております。国は行革という形で、補助金見直し等の関係を含めて経費の節減等が言われておりますし、そういう面ではわれわれも行革それ自体については賛成はしておりませんけれども、補助金見直し等部分的な問題については、先日の青年会議所等の調査の中では、見直しする必要もあるということで賛成はしたのですけれども、そういう面から考えたときに、この中に書かれております予算の経理及び決算の状況の中で、団体その他に交付した交付金、補助金等に対し精算または事業報告等を徴し、またはその他の方法によって成果等を確認しておるかどうかという調査項目があるのですけれども、これの報告にはその辺の補助金の扱い、いま国で非常に問題になっている中身等にも触れられておりませんけれども、どのように調査をなさったか、考えを聞いておきたいと思います。 この前の監査のときにも、意見書について私も提案をしておいたのですけれども、何か執行部が書いてもらっているような中身なのです、これ。監査というのはこういうことではないと思うのですけれども、いつも思うのですけれども、これ中身見ますと、どうも何々、たとえば交通安全対策交付金というのがこういう問題であって、交通安全整備費費用に充てる財源として交付されるものであると、そんなことわかっているのです、われわれ議員。だからどうなのだろうかという角度で監査をしていただかなければ何もならない。そういう書き方全くこの中身していないのです。だから、この資料は、これらの執行部から出される決算の中身を見ればわれわれだってわかるわけなので、だからどうなのだろうかという角度で、どうも監査の資料がつくられていないのではないかと思うのですけれども、たとえばきょう質疑がありました、栗原議員さんの方から出ました、不納欠損の関係の質疑が出ましたけれども、地方自治法によって時効とそれらのその他処理で、何年置きと処理がありますけれども、そういう面から考えたときに、この処理がどうやられているかという角度で、市の職員が督促に行き、どういうふうにして収入をしているかという角度の報告をこの中でしていただきたいとわれわれは思うのです。ですから、われわれはそういう条例からいきますと、そういうものをどう見たかという書き方をするべきだと思うのですけれども、参考までにこの補助金の関係について、経過等の確認した部分について主に申し上げるものが、われわれが聞けるものがあれば、その内容について参考までに聞いておきたいと思います。 それから、字句の問題でもう一つ聞いておきたいのですが、昨年老人の医療制度が変わり老人保健法ができましたけれども、昭和57年度はこの名称が老人保健事業特別会計となっているわけです。昭和58年度になりますと、老人保健特別会計ということで、「事業」という言葉が今年度なくなっているわけですけれども、具体的に「事業」という言葉を削った理由について何かあるのかどうか、考え方がありましたらひとつ聞いておきたいと思います。 △会議時間の延長
    大島徳四郎議長 この際、お諮りいたします。 午後8時まで時間延長したいと存じますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○大島徳四郎議長 ご異議なしと認めます。 よって、午後8時まで時間延長することに決しました。 △質疑続行 ◎増田敏男市長 私への質問は、0.5トンの荒川からくみ上げる水という意味での表流水の関係かと思います。 この関係につきましては、過日お答えを申し上げましたとおり、プロジェクトチームを編成をいたしまして何回か会合を持ちながら県等に連絡を取り、いま整理の最中であります。私自身が県の段階まで、この問題でまいりました段階では、残念ながら本市が荒川から水が取水ができる、こういう理解には単純にいかないようであります。したがって、それらをしっかりとプロジェクトチームで整理をし、その整理がついたらば中間的であっても議会に報告をするようにということで、現在作業を進めておるところでございます。したがいまして、現在市が買った0.5トンの表流水、これを将来の水資源として本市はくみ入れないかというただいまのご意見につきましては、この結論がはっきりするまでは私としては危険であるから計算をしてはいけない、このような判断を持っております。 しかし、市が買ったことは事実ですから、このことはそういったことで今日までの経緯を整理をしながら、いずれにしても明快な決着ができ得るようにということでプロジェクトチームに命じてございます。現在、計画を立てる段階で定かでないものを基礎に次々の計画を立てていくということは危険だろうと、こういう危険を持っております。幸いに、これが単純に荒川からくみ上げられるというようなことができますれば、これは本市が本市の大切な水資源として、またその折しっかり活用を検討していこうと、このような考え方をいま持っております。 以上です。 ◆原田雅夫議員 質問ちょっと追加があるのですが、いま市長が答弁をしていただいた部分の表流水の扱いの中で、先ほど質問していましたのですが、支出を100万円か300万円と思うのですけれども、その金額についてはこの明細書の項目のどこに記載されているのか、その中身について、項目の事項別に中身の何ページでどこに幾らというのを金額をちょっとお願いします。 ○大島徳四郎議長 暫時休憩いたします。          午後 6時57分  休 憩          午後 7時13分  再 開 ○大島徳四郎議長 休憩中の会議を再開いたします。 △質疑続行 ◎石坂初五郎監査委員事務局長 原田議員さんの質問にお答え申し上げます。 2点目でございますけれども、このことにつきましては一般会計の所管でございまして、所管といたしますと衛生部予防課でございますが、この関係につきまして定期の監査の際に、講評という形で活用するというご要望を申し上げてあるところでございます。したがいまして、決算審査意見書には記載しなかったものであります。 次の補助金の関係でございますが、これも同じように所管の担当部局におきまして、定期監査を実施するわけでございますが、そのときに講評という形で書面を提出していただきまして、監査して講評申し上げる、こういうことでごごいますので、その定期監査の講評の点につきましては、昭和56年9月12日に原田雅夫議員さんからご質問をいただきまして、9月25日付で答弁書を差し上げたとおりでございまして、その内容と同じでございます。ご了解をいただきたいと思います。 それから、その次の点でございますけれども、地方自治法の規定に従いまして監査委員として監査をしている、こういうことでございます。したがいまして、その範囲内の考え方で実施している、こういうことでございますので、きわめて簡単なようでございますけれども、ご了解いただきたいと存じます。 ◎馬場徳宝保険年金課長 第3点目の字句の関係でということで、老人保健特別会計のうち昭和57年は事業がついて昭和58年は事業がつかなかった理由についてのご質問にお答えいたします。 昭和57年度において、老人保健事業特別会計と県の指導等もございまして、この名称を使用いたしましたが、昭和58年度におきましては、老人保健法予算では保健事業をやっておりませんので、医療のみでございますので、県でも適切でないということ等の指導もございまして、昭和58年度におきましては、老人保健特別会計といたしました。 よろしくお願いいたします。 ◎中山誠作衛生部長 0.5トンの支出の関係でございますが、№2の昭和57年度一般会計歳入歳出決算事項別明細書の142ページでございますが、真ん中ごろに19節負担金補助及び交付金で水利使用権負担金(債務負担行為分)354万2,291円の決算の数値でございます。これの内訳でございますけれども、荒川中流部六堰地点における水利使用権0.5トンにつきましては、ご案内のように昭和44年3月7日に協定が締結されておりまして、その後負担金を納入しているわけでございますが、内訳では国営附帯県営荒川中部大里工区幹線区分水工分担金が元金で22万6,987円、利子が22万6,795円、合計で45万3,782円でございます。国営供用分担金でございますが、大里荒川左岸兼用分でございますけれども、これの元金が218万9,502円、利子が89万9,007円で合計308万8,509円でございまして、両方合わせまして354万2,291円でございます。 以上でございます。 ○大島徳四郎議長 ほかにありませんか。          〔「なし」と言う者あり〕 ○大島徳四郎議長 ほかに質疑もありませんので、以上で質疑を終結いたします。 △上程議案の委員会付託 ○大島徳四郎議長 お諮りいたします。 上程中の決算関係を除く14件は、すでに配付済みの各常任委員会付託区分表(その1)により、関係委員会に付託しご審査願いたいと存じますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○大島徳四郎議長 ご異議なしと認めます。 よって、議案第91号ないし議案第104号、以上14件は関係委員会に付託しご審査願うことに決しました。 続いてお諮りいたします。昭和57年度決算関係議案16件については、お手元に配付済みの各常任委員会付託区分表(その2)により、関係委員会に付託の上議会閉会中ご審査願いたいと存じますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○大島徳四郎議長 ご異議なしと認めます。 よって、議案第75号ないし議案第95号、以上16件はいずれも関係委員会に付託し議会閉会中ご審査願うことに決しました。 ○大島徳四郎議長 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。          午後 7時20分  散 会...